6回目の療育レポ、今回は初の【制作】です。
どんな配慮がされていたのかが気になるところ。
今回もいままで同様、
- 設定遊びの概要
- 実際の様子
- 私の考察と振り返り
という流れでお送りしていきます。
それではどうぞ!
▽前回(ルール遊び)の療育レポはこちら▽
▽療育にいくまでの話はこちら▽
制作の内容は【コマ】作り
今回は紙皿とペットボトルの蓋を利用したコマを作りました!
実際に長男が作ったものがこちら
紙皿の真ん中にボンドでペットボトルの蓋がくっつけられた状態で渡されました。
これに飾り付けをするのが今回の制作活動です。
1、はさみを使って紙を切る
まず折り紙を細長く切ったものを渡されます。
1番最初はしっかり【切り取り線】が書かれているもの。
それを線に沿って切ります。
一回チョッキンして切るだけ。
大きな紙をまっすぐ切ったり、色々な形を切るにはハサミを続けてチョキチョキする【連続切り】をしなきゃいけないからね。
【連続切り】は長男が幼稚園に入園してすぐ、5~6月頃に担任の先生が「今はさみの連続切りを練習しています」って言ってたよ。
ただ【好きに切る】のではなくて、【線に沿って切る】というのがポイントだったのかな?と思います。
ということを何度か声掛けしていました。
そして何枚か線があるものを切り終えた子には、少し難易度を上げて【線ナシのもの】も渡していました。
と。それは難易度上がったな、と思いました(笑)
【振り回さない】とか【刃を人に向けない】とか、手を切らないようにとか。
2、のりで切った紙を貼る
そしてある程度の量を切り終えたら、その紙をのりで貼ります。
スティックのりとかじゃないですよ。
昔懐かしいこれです。
指につけて貼るタイプ。
なぜか保育園・幼稚園~小学校低学年頃ってコレ使いますよね。
私は小学生頃になると指がベタベタするので嫌いだったんですが、幼稚園頃は楽しんで貼ってた気はします・・・。
のりを貼るのに五感を使うのってこのノリくらいなので、そんな感じかな~と思ってます。
3、丸シールを貼る
切った紙を全部のりで貼ったら、丸シールを貼っていきます。
いろんな色がある丸シール。
好きな色を選んでどんどん貼っていきます。
金ぴかシールが大人気でした(笑)
実際のこどもたちの様子
こどもの集中力ってすごい
今回はお休みが多く少人数だったのですが、
全員すごく集中して作業していました。
というほど。
長男も家でよく
と言ってくるので、まぁ好きなんだと思います。
(次男がいるので見ていられる時しか出してあげられないけども)
ペースは人それぞれ
サクサク切って効率的にペタペタ貼る子もいれば、ゆっくり丁寧に丁寧に作業する子も。
丁寧に作業すること自体はすごく良いことなんですが、なんにせよマイペースすぎる(笑)
キッチリ線の上を切ろうとしたり、隅々までのりを(山盛り)乗せようとしたり。
と、比較的せっかちな私は思ってしまうんですがね。
でも覚えている限り、長男は幼少期の私とソックリなので・・・私ものんびりだったなぁと思いなおして。
そんな言葉は飲み込んで黙って見守っていましたが。
この長男のマイペースさは、長所でもあり短所でもある諸刃の剣・・・な気がしてならないので少し心配なところです。
と褒められたので、うん。そこは長所として受け止めたいと思います・・・。うん。
で、出来上がったのが先ほどのこちらの写真なんですが
確かにこう見ると、結構正確にハサミで切れているのがわかります。
シールも貼る位置をなんだかこだわっていたので、長男の美的センスを発揮した一品となっております。
ちなみに他の子の方が作業スピードが速かった分、シールも紙も多めに貼られておりました。
ハサミの受け渡しがまさかの完璧だった件
たまたまこの日の【おかあさんといっしょ】のガラピコぷ~が、【ハサミの受け渡しの回】だったんですよ。
一体なんの奇跡かと(笑)
ムームーがチョロミーにハサミの刃の部分を持って渡して、
ガラピコが「え?なにそれ??なんでわざわざひっくり返して渡したのです??」というところから始まるお話で。
とか思ってたら、長男が完璧にそれをやっていたんですよ。
普通に笑ったわ。
しっかり刃の部分を持って、柄を相手に向けて渡してましたね。
とりあえずめちゃくちゃ褒めた。
最後に作ったコマを回して遊ぶ
紙皿にペットボトルの蓋でつくったコマですが、普通に回ります。
普通のコマよりも軸(ペットボトルの蓋)が大きい分、子どもでも回しやすいかもしれません。
振り返りと考察
ハサミという道具の使い方
ハサミは刃物なので当然、間違った使い方をすると危ないです。
普段すぐ手元にないものだからこそ、それが手元に来た時にテンションが上がって危ない使い方をしてしまわないかという点は留意すべき点だったのかな、と思います。
(今回は全く問題ありませんでしたがw)
あとはハサミで紙を切る手の動きも実はちょっと複雑です。
紙に対してハサミを垂直に入れないとうまく切れないこともあります。
線のところで紙を切るのも最初は難しいもの。
前回の【ルール遊び】やその前の【乗り物遊び】などは全身を使うものだったので、全身を使うものと手先を使うものと織り交ぜて計画を立てているのかな、と感じています。
指にのりを付ける
これは【触覚あそび】でも触れましたが、ノリのようにヌルヌル・ベタベタする感触が苦手、ということもあると思います。
これもある種の訓練なんでしょうかね~
ペース配分は今後の課題・・・?
丁寧にやるのは本当にいいことだとは思うんですけど、
幼稚園や小学校の制作時間というのは限られていて、その限られた時間内に終わらせなきゃいけないという場面は今後山ほど出てくると思うんですよね。
思う存分集中できる環境ばかりではないという現実がツライところ。
集団生活をしていく上では必ずぶつかる壁だと思います。
長男が小学校に入学するとき、普通級なのか支援級なのかにも多少違ってくるのかな~とも思いますが。
そのあたりをどう折り合いつけていくべきなのか・・・親としてちょっと心配で、難しい。
おわりに
今回の【制作】いかがでしたか?
私としては今までの【あそび】と違って、集中して作業する姿が見られて新鮮でした!
今回のコマ作りは家で簡単にできそうですし、シール貼りなら次男(もうすぐ2歳)も楽しんでやれそうだな~と思っています。
これからも色々なことに親子でチャレンジしていきたいです
さて次回は【運動遊び】、初めて【感覚統合療法室】という部屋に遊びに行った話です!
こうご期待(笑)
それではここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
▽前回(ルール遊び)の療育レポはこちら▽