7回目となりました療育レポ、ようやくリアルタイムに追いつきつつあります。
今回は【運動あそび】です。
初めて【感覚統合療法室】なる部屋に行ってきました。
それでは今回の【感覚統合療法室】での様子をお伝えしたいと思います!
今回もいままで同様、
- 設定遊びの概要
- 実際の様子
- 私の考察と振り返り
という流れでお送りします。
それではどうぞ!
▽前回(制作)の療育レポはこちら▽
▽療育にいくまでの話はこちら▽
感覚統合療法室での様子
長男は初めての感覚統合療法室。入ってみるとなかなかの広さがありました。
面白そうな遊具がたくさんあって、長男はテンションだだ上がり(笑)
どのような遊具(器具?)があったのかを1つ1つ見ていきます
長い幅広滑り台
こちらの記事にも少し書いてあるのですが、公園によくある幅1人分の滑り台ではなく、
幅の広い板を滑り台状にしている滑り台がいつも設定遊び前の時間に設置されているのですが、今回はそれを倍にした長さの幅広滑り台がありました。
長い、つまり高さも高いです。
普段のものは家庭用滑り台程度の高さのものですが、この部屋にあったのは公園の滑り台くらいの高さはありました。
そこまで登るのはボックスを積み重ねて作ったいつもより急な階段だったと思います。
トランポリン&丸みのある平均台
これも大体いつも置いてあるトランポリンとほぼ同じものでした。
そしてトランポリンへ向かうように平均台が設置されていました。
これが少し変わった平均台で、少し丸みを帯びています。
通常の平均台は□、上面が平らですが、
この部屋にあった平均台は丸太ではないものの少しカーブを描いていたので通常より少し難易度が高いそうです。
同じものではないのですが似たような商品をみつけました。
上記のページを読んでみると、丸みのある平均台(平均棒)は
- よりしっかりした体幹・平均感覚
- 足腰や腹筋の持久力
- 集中力
- 足裏感覚
などの発達を促す効果があるようです。
(コメントの小並感)
トンネルくぐり&ロープはしご
トンネルもいつも置いてある遊具の1つですが、今回のトンネルはなんと高低差がありました。
そのトンネルの高い方の入り口に行く部分にロープはしごがかかっています。
ロープはしごは普通のハシゴより揺れるので、難易度が高くなります。
ハイハイは、全身を使った運動です。
実際にやってみるとわかるのですが、首や肩の筋肉
背筋、腹筋、手指の筋肉をたくさん使うので疲れます。ハイハイをすることで赤ちゃんの体幹の中でも
特に背筋が鍛えられていきます。(中略)
また、目と手、手と足など、二つ以上の部位を同時に使う動作も
ハイハイをすることでうまくできるようになります。この動作は協応動作と呼ばれていますが、
協応動作が上手にできるようになると
転倒しそうな時に危険を察知して手を伸ばすなど
危機回避能力も鍛えられていきます。
全体に占める頭の重さの割合が違うからね。人間は頭が重いんだよ!
ハイハイは赤ちゃんのハイハイについて書かれているものばかりだったのですが、こちらのサイトは【ハイハイ不足を補うマット遊び8つ】を紹介されていて、参考になりそうだったのでリンクを貼っておきますね。
また感覚統合のおもちゃとしてこんな商品も見つけました。
まぁ正直値段みてビックリしましたがね。
ハイハイの姿勢をとると手のひらを丸くしたり、横に向けたりしている子どもがいます。全身のバランス感覚が未熟です。 また身体がどこで始まり、どこで終わるのか、幅や高さはどの程度かといった空間感覚の把握も不十分です。 ハイハイ運動は抗重力(重力に逆らう)や四肢の交互作用運動に欠かせない動きです。
前庭感覚(バランス感覚)、ボディイメージ、固定受容覚、協応動作とまさに感覚統合っぽさ満載ですね。
ボルダリング
正直ボルダリングがあったことには驚いたのですが、【登る】という四肢の相互運動・抗重力運動ですし、手で掴んだり足を乗せる場所を選びながら登る、というのはなかなか高度な運動なのかな、と思いました。
難易度別に大まか3列に分かれていて、
- 石(?)が多い列
- 少し石が減った列
- さらに石が少ない列
という感じで並んでいました。
小さいフラフープ数個
これは小さいフラフープで作った道をジャンプして移動するものでした。
けんけん遊びの両足跳びバージョンといった感じでした。
実際のこどもたちの様子
トンネルが大人気
子どもって狭いところやくぐるの大好きですよね。
全員、いつもより長くて高低差のあるトンネルに大喜び。
しかも大きなスイングの上にトンネルを乗せて固定していたので、まぁ揺れる揺れる。
すごく楽しそうでした。
もちろんトンネルは狭くて1人、ギリギリ2人がすれ違えるかという広さなので一方通行・順番にならんで遊んでいました。
ボルダリングで苦手を発見?
「いっしょにやってみようよ」って。
と、最初はノリノリだったのですが、1つ登ったところで断念。
と言って他のところへ行ってしまいました。
手の力が弱いってことはたぶんないとは思うんですが・・・
もしかしたら
- 手で体重を支えることが苦手
- 落ちるのが怖い
というのがあるのかな?とこの時初めて気付きました。盲点。
平均台が意外に・・・?
一方、平均台に興味を示してとりあえず乗ってみる。
丸みのある台なのでいつもよりも難しいはずですが、なんとかカニ歩きで(距離は短いですが)補助なしで渡り切りました。
と言われました。母嬉しい。
滑り台は滑るより登る
まぁ駆け上りますよね。楽しいもんね。
療育でも公園でも他に人がいたら危ないので止めますが、人がいなかったらそのまま登らせてます。
それはそれで良い運動であり遊びだと思っているので・・・。
おまけ
それはそうとちょっと興味深いコラムをみつけたので貼っておきます。
こちら。
大人は何故、先に倫理を教えたがるんでしょうか。私の場合は、傷ついて欲しくないから・・・が理由でした。危険なところに挑んで怪我をしてほしくない、我が子が上の立場になったとき、恨まれたくない、そして自分がちゃんとしてる親と思われなきゃいけないと思っていたから。その結果、ルールを守らない子どもにムッとしてみる。そこには子どもの気持ちや幸せなんて微塵もなかったように思います。
すべり台の逆走は確かに他の人(特に小さい子)がいたら危ないので止めますが、「危ないから」という理由で禁止をすることで、失われたものがあるのかもしれないと思った記事です。
最後に1人ずつ順番に【サーキット】開催
最後に1人ずつ順番に
- トランポリン
- 平均台
- ロープはしご登り
- トンネルくぐり
- 置いてあるフラフープをジャンプして渡る
- すべり台の上にある果物(おもちゃ)をとる
- すべり台を滑ってゴール
と、部屋の遊具をぐるっと一周して帰ってくるコースです。
順番に1人ずつコースを回ってきます。
苦手得意・好き嫌い関係なく一通りの遊具を通るので良かったです。
【決まっているコース・順番】というルールを守れるか少し気がかりでしたが、長男も難なくクリア。
ただ全員フラフープはスルー。
ちょっと笑いましたw
振り返りと考察
手で体重を支える・ぶら下がることへの苦手
今回、ボルダリングで初めて気が付いた長男の苦手部分。
とりあえず家にあるこの遊具のブランコを取り外し、鉄棒にしてみました。
私が少し働いていた保育園では、年少クラスから週1回体操教室があって、そこで平均台と鉄棒、マット運動を行っていました。
とりあえず鉄棒=怖くないものという認識くらいは持ってくれるかな、と(笑)
少しずつですね・・・。
しかし通っている幼稚園の園庭にもよくいく公園にも鉄棒がないというまさかの事態に気付きましたよね・・・。鉄棒ってよくある遊具ちゃうんかーい。
友達と遊ぶ=楽しい
園でもお友達と遊んでいるようだったので、あまり心配はしていなかったのですが。
療育でもみんなが遊んでいるところ、他の子が遊んでいるものに興味を持って遊ぼうとする姿がよく見られますし、
同じ遊具で遊んで手を繋いだり、譲り合って使ったりという姿が見られるので成長を感じています。
両足跳びと片足跳び、出来るのか?という疑問
フラフープを完全スルーしていた姿を思い出したので書きますが、
4歳と言えばそろそろ片足跳び(けんけん)が出来る年齢。
トンネルくぐりは家でもできそう
我が家では定期的にオムツをネット注文(箱買い)しているので、オムツが2個入った箱が2つ届くんですよね。
それが届くたびに毎回段ボールトンネル祭りが開催されるのですが、
ハイハイ運動にちょうど良かったようです(笑)
オムツでなくとも、家に段ボールが来たら段ボールトンネル遊び、やってみるのも良いかもしれません◎
おわりに
今回の【運動あそび】いかがでしたか?
【感覚統合療法室】ではその名の通り【感覚統合】を促す遊具がたくさんあって、勉強になると同時に、本人の苦手とする部分も発見することができました。
我が家も少しずつ家や公園で感覚統合を意識した遊びも取り入れていけたらな~と思っています◎
さて次回は再び【ルール遊び】、今度は【宝探し】を行った話です!
それではここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
▽前回(制作)の療育レポはこちら▽