さて、ここでは前の記事で触れた、【感覚統合】について書いていきたいと思います!
だから今回、少し細かく説明していけたらいいなと思っているよ!
私は専門家ではありません。自分なりに解釈して書いている部分も多くあります。もっと詳しく、正しい知識を知りたい場合は引用元の参照や書籍の購入をオススメします。
△これから読もうと思っている本△
読んだらまたこの記事に手を入れようかと思ってはいます。
感覚統合とは?
感覚統合とは
自分の体を使ったり、道具を使ったり、人とコミュニケーションを取ったり…私たちは、無意識のうちに周りの環境とうまくかかわっています。これは脳に入ってくるいろいろな感覚を、うまく整理したりまとめたりすること→感覚統合がうまくいっているためです。
感覚統合とは、複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のことです。
ーLITALICO発達ナビ 感覚統合とは?より引用
例えば今、私はパソコンで文字を打ってるんだけど。
①目でパソコンの画面を注目しながら②指を動かしてキーボードを打ってるんだよね。ついでに言えば③指の感覚でどのキーボード触ってるかとかも多少判断してるわけ。
で、④外の車の音なんかも常に耳に入ってきている。
そして⑤室内の気温やニオイなども常に感じてはいるよね。
けどそれは今、パソコンをしている間はほとんど気にならない。
あとは⑥椅子に座って姿勢を保っているのも入るかな。
ついでに⑦ココア飲みながらしてる(笑)
色々な感覚が脳で整理されているから、私は混乱せずにパソコンで文章が打てている。
しかもこれは無意識にできているんだからすごいよね。
でもこれがもし、整理されずにぐっちゃぐちゃな状態だったら?
例えば外の車の音がめちゃくちゃ大きく聞こえて気になって仕方ないとか。
他の事なんもできんわ。
統合がうまくいかないと、次々にやってくる感覚の強弱を調整したり、感覚を受け入れる量を調節することがうまくできず、混乱してしまうという状態を引き起こしてしまうのです。
ーLITALICO発達ナビ 感覚統合とは?より引用
感覚の段階的な発達
感覚が統合されていくのは、一定の順序があるそうです。
- 基礎感覚(五感・固有受容覚・前庭感覚の発達)
- 姿勢・眼球のコントロール(首や体幹がしっかりする)
- ボディイメージの形成、運動コントロールの基礎
- 手指の機能分化・言語機能
- 学習や運動の達成・高度化(教科学習や自己評価・欲望コントロール)
▽このページは本当にわかりやすいのでぜひ。もっと詳しく書いてあります▽
それぞれが各段階の土台になっているわけだから、一段飛ばしで次の段階、はできない・・・というより、うまくいかないのかな
家を建てるのにも、土台である基礎がしっかりしていないとダメだよね。
勉強でもスポーツでも、何事も基礎になる部分がグラグラだと、すぐに崩れてしまう。
だからどこかの発達段階がすっこぬけていると、それが全く違う問題として顕在化してくる原因になるんじゃないかな
感覚統合がうまく行われないと?
無意識的に行われる【感覚統合】が、意識的な部分である【情緒面、対人面、学習面、言語面】を支える基礎になっていると考えられています。
つまりその【感覚統合】がうまくいかないことで、日常生活で様々な問題や困りごとが出てくる可能性があるのです。
そしてこの感覚統合は、発達障害とも深い関係があるそうです。
数々の発達障害の症状には、感覚統合がうまくいかないことが深く関わっている場合があります。発達障害の症状の一つに感覚統合の問題があるため、感覚統合の仕組みを理解することは発達障害への理解にもつながります。
ーLITALICO発達ナビ 感覚統合とは?より引用
具体的にどのような困りごとが出てくるのでしょうか。
以下、LITALICO発達ナビと奈良県総合リハビリテーションセンターHPを参考にまとめました。(ほぼ引用)
【感覚統合がうまく行われないことで出てくる問題】
- 落ち着きがない
(注意や集中ができない・じっとしていられない) - 触覚、視覚や音刺激に対する過敏
(特定の音が嫌い・触れられるのが苦手) - 感覚刺激に対する鈍さ
(強烈な刺激を求める・声をかけても気付かない) - 動作の協調性の問題
(大きな運動が苦手・細かい作業が苦手・不器用) - 言葉の遅れ
(目が合わない・思っていることをうまく言えない・助詞の間違い) - 対人関係
(友達と上手く遊べない・ルールの理解ができない) - 自分の行動をうまくコントロールできない
(待てない・すぐ怒る・切り替えができない・こだわりがある) - 自分に自信が持てない
(心理的問題、二次的問題)
これ発達障害でよく指摘されることと、ほぼ一緒じゃない!?
感覚統合療法とは?
数値化できるものや、勉強や仕事と種類が全然違うわけだし。
まぁ、ここで出てきたのが感覚統合療法です。
感覚統合療法とは?
感覚統合療法は、作業療法士(OT)が遊びや運動を通して、入ってきた感覚を整理し、適切に体を対応・調節できるようにしていく療法です。
- 子供たちが自分から求めている、楽しいと思える活動(やってみたい)を
- 子供たち自身が自分から能動的に行い(やらされるのではなく)
- うまくいったと実感できること(成功体験)
この3つがそろっている時、感覚統合機能が最も発達するというのが、感覚統合療法の基本的な考えです。
感覚統合療法において特に大事な感覚3つ
人間の感覚には、合計7つの感覚があります。
五感(味覚、嗅覚、視覚、聴覚・触覚)・固有受容覚・前庭感覚です。
【固定受容覚】
筋肉・腱・関節などで感じます。
手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え、姿勢を保持したり、体をスムーズに動かすために働きます。
【前庭感覚】
耳の奥の前庭器官で感じます。平衡感覚ともいわれ、頭の傾きや動き、スピード、重力を脳に伝えます。目の動きに関連する働きもあります。
そして【感覚統合療法】で重要視されているのが、この3つ。
- 固定受容覚
- 前庭感覚
- 触覚
この感覚について詳しく書いてあるページはこちらです。
-LITALICO発達ナビより
この3つの感覚は、成長と共に互いに関連し合いながら発達していき、
自分の身体がどうなっているのか?(身体図式)を知っていきます。
- 基礎感覚(五感・固有受容覚・前庭感覚の発達)
- 姿勢・眼球のコントロール(首や体幹がしっかりする)
- ボディイメージの形成、運動コントロールの基礎
- 手指の機能分化・言語機能
- 学習や運動の達成・高度化(教科学習や自己評価・欲望コントロール)
身体図式って何?
じぶんが今椅子に座っていること、また、右足を左足の上に組んでいることをひとは観察によることなく直接知っている。あるいは、暗闇であってもじぶんが蚊に刺されれば、即座にその身体箇所に手のひらを持っていくことができる。このような場面で働いている身体に関わる潜在的な知覚の枠組みのことを、身体図式という
ー身体図式 脳科学辞典より引用
体幹など自分の身体の中心がしっかり発達すると、徐々に身体の末端まで意識が向くようになってきます。そのはじめとして、自分の身体がどれくらいの大きさで、手足がどれくらいの長さなのかというようなボディイメージが形成されるようになります。
ーLITALICO発達ナビ 感覚統合とは?より引用
大体初めて乗る車だと「ギアどこ!?サイドブレーキは!?」ってなって、いちいちサイドブレーキ探して「そうそうここだったわ」ってやらなきゃいけない(笑)
あと特に軽自動車を運転し慣れてると、大きい車に乗った時に「ヤバイ、この車でかい」ってなるのね
「ここ幅狭いけど、これくらいならいけるな」とか、
「これならギリぶつけずに曲がれそうだな」とか、
「バックで駐車するときはこんな感じにしたら一発OK」とかがなんとなく感覚的にわかるようになってくるの。
ギアやレバーの位置も慣れてくるから、頭で深く考えなくても自分の身体を動かすように運転できるようになってくるんだよね。
この場合自分の身体ではなくて車なんだけど、
【どこをどう動かしたらどうなるのか】というのが感覚的(無意識的)にわかっている状態が、ここで言う【身体図式やボディイメージを知っている】という状態なのかなって思う。
たしかに高いところから飛び降りる時、わざわざ「これくらいの高さなら飛べるな」とか「ここで腕を伸ばして着地する」とか考えないもんね。それがわかっている状態ってことかな?
具体的になにをするのか?
で、色々検索してみたんですけどイマイチ【これだ!】っていう結果にたどり着けなかったんですよね!
という残念な感じだったんですが(すいません)
こちらの記事で紹介している【乗り物あそび】もこの感覚統合療法の一環と言えるかと思います。
またこちらの【外遊び】の記事
こういった【身体を動かす遊び】が設定されている場合、多かれ少なかれ【感覚統合】が意識されているのではないかな、と感じています。
また関係がありそうな療育レポ書いたらここに追記していきますね。
毎回【自由遊び】で用意されている遊具を紹介
そして療育で毎回違う【設定遊び】の前に、20分ほど全身を使って思いっきり遊ぶ【自由遊び】の時間があります。
と、保育士さんはおっしゃってました。
が。やはり【感覚統合】という目的もあるんじゃないかな~と思うので、
今回はその【自由遊び】の時間に用意されている遊具をご紹介したいと思います。
※ちなみに別にその遊具で遊ばなくてもOKで、全力疾走で鬼ごっこしてたりします(笑)
めっちゃ速いし保育士さんも結構ガチで走ってる←
トランポリン
普通の大き目トランポリンです。
とりあえず跳ぶ。普通に飛び跳ねてる。
こちらの記事でも少し触れましたが、
最初は他の子と一緒だとうまく跳べなかった長男も、通い始めて2か月が経過した今、他の子が跳ねててもお構いなしで跳べるようになってきました。
バルーンアスレチックでも前より激しく遊んでいる気がします。成長~
はしご
はしごが床からトランポリンまで斜めに置いてあって、その上を歩いて登ります。
傾斜が緩やかなので、はしごの平均台のようなイメージですかね。
長男はまだ平均台のようなものは苦手なのか、手を取って支えてもらいながら渡る感じではあります。
スイング
大きなブランコのような器具です。
子どもが3人くらい乗れる大きさの遊具が、天井から吊り下がっています。
幅が広いため、通常のブランコのように座って左右の鎖を持つということができません。
なので片側の支えだけを掴んで乗ったり、スイング自体を持ったりして身体を支えています。
幅広滑り台
正直木のでっかい板を滑り台にしているようにしか見えないんですが・・・←
でも普通の滑り台と違って、左右にガードがないのでまっすぐ滑るのは難しそうです。
今度大きい公園行ってみようかな。
トンネル
折り畳みが出来るトンネルなんですが・・・
これは・・・どんな効果があるのか正直今の私にはわかりません・・・
ハイハイ運動が意外と良い効果があるとかかな??
なにか新情報わかったら追記します!
ピーナッツ型バランスボール
バランスボールが体幹を鍛えるのに良いというのは有名な話ですね!
ここにあるのはピーナッツ型で、それを2個並べた上にマットが敷いてあります。
そこに登り、乗り越えると先述の幅広滑り台が滑れるよう設置されています。
家では危ないので出来ないですが(笑)
ちなみに我が家では100均で売っていたビニールボールが時々子どもたちのバランスボール代わりになっています(笑)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
正直今回の【感覚統合】については私自身も初めて耳にした分野だったので、
初めて読んだ人にもわかりやすく書きたかったのですが、そもそも私も初めてなのでなにがなんだか(ぇ)
とにかくLITALICO発達ナビさんがとてもわかりやすいです・・・。
でも今回この記事で、発達障害と非常に関連が深い【感覚統合】について、少し興味を持っていただけたら幸いです。
また新たな情報があったら追記や別記事を更新していきたいと思います。
ここまで長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました!
▽感覚統合について関連の深いこちらの記事もどうぞ▽