こんにちは、小倉あんこです。
今回3回目となりました療育レポ。
今回は【乗り物あそび】です。
乗り物に乗って遊んでどんな効果があるの?
でも今回使用した器具を調べていたら、【感覚統合】という言葉を見つけて「なるほど!!」と思ったので別記事で紹介しますね。
あとは複数人同時に遊べるものが多かったから、保育者や他のお友達と一緒に遊ぶことが楽しい!と感じるというねらいもあったと思っています。
あとは確かに、同じ乗り物に乗るって一体感が出て楽しいのかもね。
ブランコ3人乗りとかして喜んでる小学生見たことある・・・
さて今回はそんな【乗り物あそび】
普段ではなかなかない乗り物たちに大喜びだった子どもたちの様子をお届けします!
- 設定遊びの概要
- 実際の様子
- 私の考察と振り返り
という流れでお送りしていきます。
【感覚統合】については長くなってしまったので、別記事にわけました!
そちらをご覧ください!
それではどうぞ!
▽感覚統合についての記事はこちら▽
▽前回(触覚遊び)の療育レポはこちら▽
▽療育にいくまでの話はこちら▽
乗り物あそび、全部で4種類の乗り物たち
今回は普段乗る機会のない乗り物たちが勢ぞろいでした。
特に今回新しい【感覚統合器具】が登場して、身体を動かすのが大好きな子は大喜び。
私も今回この記事を書くにあたって初めて【感覚統合】という言葉をしっかり調べました。
※こちらの記事にまとめてあります。
あとはどの家にでもあって、簡単に乗り物遊びが出来る”あるもの”も紹介します。
感覚統合器具 スペースリング
こちらがメーカーのサイト、商品説明のページです。
【感覚統合器具 スペースリング】で検索すると、子どもが遊んでいる画像も出てくるのでそちらを参考にしていただければと思います。
こちらはスイング※と呼ばれている器具のようです。
※大きいブランコのように上からロープで吊るして、揺らしてつかう器具
立体空間を使ったスイング
- 今までにない立体空間により、多彩な動きを実現します
- 回転運動・振子運動・回旋運動による前庭覚刺激が期待できます
- ジャングルジムのように登ったり、二人でシーソーのように動かしたりでする事ができます。
-pacific supply公式ページより引用
前庭覚とはバランス感覚のことで、感覚統合療育の基礎感覚になるそうです。
感覚統合については別の記事で詳しく説明したいと思います。
確かに、外から登ったり中に入ったり、2人で揺らしたり回したり。
それはそれはダイナミックに遊んでいて、大喜びでした。
ボールプール+大判ジョイントマットが乗り物に変身!
ブロックで囲んで作った広めのボールプールに、ボールを少し隙間がある程度に広げます。
普通のボールプールは深さがありますが、今回はボールは1段、しかもスカスカ。
そこに来たのが大判ジョイントマット。
こんな感じのものです。
それを敷いたボールの上に乗せて、こう。
家や支援センター、他のボールプールではなかなか出来ない遊び方です。
途中でジョイントマットがプラスチックのおもちゃ箱に変わったりしてました。
もちろん転倒しないように保育者・保護者がしっかりスピード調節・ガード体制もばっちり
そして意外と疾走感があって楽しかったようです。長男は結構お気に入りでした。
定番の引き車・・・家で代用するならコレ?
【子ども 引き車】で検索するとそれっぽい画像が出てくるんですが、さすがに転載は出来ないので困りました。
形としてはコレが一番近かったです。
実際には子どもが3人くらい乗れる箱に車輪がついて、引く用のロープがついているものなんですが・・・
いずれにしても家の中でそういう遊びをするにはある程度の広さが必要ですし、やるなら外かな・・・と・・・ね。
あとこちらは長男1歳頃、公園の地域イベントで撮った写真ですが、
こんな感じの持ち手がないやつですね!
大きさはこれの倍以上大きいです
どの家にも必ずある”アレ”が乗り物・・・?
断捨離大好きミニマリストのご家庭はないかもしれませんが、一般家庭には必ずあります。
バスタオル
まさかのバスタオルです。
出来れば大判厚手の頑丈なバスタオルがいいとは思いますが、たぶん普通のバスタオルでも大丈夫かと思います。
バスタオルに頑丈さ求めることそんなにないがな
ベビー布団の敷きパッドとかちょうどいいかもしれないですね。
大きいし厚手だし丈夫そう。
使い方は簡単。
バスタオルに子どもが座り、それを大人が引っ張り、床を滑らせて移動します。
以上!(え)
畳や滑りにくい床だと難しいかと思いますが、普通のクッションフロアやフローリングなら家でも出来そうですね。
なんなら掃除も出来て一石二鳥・・・?
実際のこどもたちの様子
感覚統合器具スペースリングでダイナミックに!
このスペースリングは、とにかくよく回していました(笑)
イメージとしては昔公園にあったグローブジャングルという球体の回る遊具
覚えている方も多いのではないでしょうか。
今はほとんど見かけることはないですね。
ほぼあれと同じ要領でグルグルグルグル回して、外からよじ登ったり、中に入ったり・・・
ただグローブジャングルと大きく違うのは、吊り下げているので複数人乗るとかなり揺れるという点でした。
2人の子が特にこの器具で遊んでいたのですが、
各々が違う動きをするのでまぁ揺れる揺れる(笑)
予想外の力が加わって、スペースリングが思いもよらない動きをする。
それに対応して動いたりバランスをとったりするのは、確かにいろんな感覚・運動機能を刺激しそうだな~!と見てて思いました。
定番の引き車とバスタオルを連結
こちら定番の引き車。
最初は普通に乗って、普通に先生に引いてもらって遊んでいた長男。
とにかく連結好きの長男は、バスタオルと引き車をどうにか連結できないのかと考え始めたようで、バスタオルを持ちながら引き車に乗っています。
(ちなみにプラレールとか木製レールのおもちゃなんかはひたすら連結し続けて、めちゃくちゃ長くするのがお気に入りです・・・)
○○くーーーーーん!!
おいでーーーーーーー!!!!
と、ここでまさかのお友達の名前を大絶叫。(うるさい)
そしてお友達がバスタオルに乗ってくれたおかげで、無事連結が出来ました。
自分がバスタオルに乗ってみたり、引き車を引く側にまわってみたり。
お友達と関わりながら、自分で新しい楽しみ方を考えることが出来ていて純粋にすごいな、と思いました。
そして先ほどのやりとり、実は私にはかなり衝撃的な出来事で。
結構心配してたんですが、この頃を境にいろんなお友達の名前が出てくるようになったのでよかったです。
声掛けひとつでお友達との関わりを促した保育士さん、さすが。
ボールプールは遊び方いろいろ!
まずマットを滑らせる乗り物あそび。
意外と勢いがあって、しかも掴まる場所もないのでバランスをとるのが大変そうでした(笑)
でもその疾走感がいいのか大喜びの子どもたち。
もちろんしばらくしたら飽きてきますが、そこで別のプラスチックのおもちゃ箱が登場!
カラーボックスに入るくらいの大き目の容器なので、その中にすっぽり座れてしまいます。
子どもって箱好きですよね・・・家でもよく入ってます
その中に入ってボールプールを疾走!
そしてそのあともちろん、普通にボールで遊び始めます(笑)
ボールを投げて出したり。
おもちゃ箱に同じ色のボールだけ集めたり。
ボールを箱にキレイに詰め込んでみたり。
「くーだーさい!」って言ったら、お友達が「いいよ!」って言ってくれたからよかったけどね・・・
お友達との関わりは少し上手になったきたなぁと思った回でしたね・・・。
振り返りと考察
乗り物あそびはバランス感覚が鍛えられそう!
普段、車や自転車などは安全のために必ずシートベルトを着用しています。
我が家は電車やバスは普段なかなか乗らないので割愛しますが、
普段は”背もたれや掴まるところがない乗り物”に乗る機会はほとんどありません。
そんな中、今回の【乗り物あそび】で感じたのは、
”背もたれや掴まるところのない乗り物に座って乗る”というのは、意外と色々な感覚や全身を使ってバランスをとっているんだなぁということです。
特にボールプールの上をマットで疾走するのは、重力というか慣性の法則を感じる良い機会だったのではないかと(笑)
周りの環境や状況に合わせて、うまく自分の身体を動かせすって気が付かないだけで色々なところで、無意識に行っていることなんだなぁと思いました。
複数人でやると思いもよらない力・動きが起こる
【感覚統合器具スペースリング】は、前にも書きましたが
複数人で乗ると、自分では思ってもいなかった方向に揺れたりするので、とっさの対応力・バランスを崩した時の対処などが身に付きそう!と思いました。
あとは公園の遊具にある綱はしごやロープのわたり橋も。
2人以上が同時に跳んだり登ったりすると、思いもよらない揺れが起こるのでちょっと難しくなります。
ちなみにトランポリンは、療育最初の自由遊びの時に設置されていることが多いです。
長男も初めは他の子が一緒に跳ぶとバランスを崩してすぐ倒れてしまっていましたが、回数を重ねるごとに上達しているのがよくわかりました。
今では他の子がいても負けずに跳び続けることが出来ています。
なんにせよ、身体の使い方やバランスのとり方が上達していることは間違いなさそうです。
どんなものでも、経験したり、繰り返して遊ぶことで色々な力が伸びていると実感できたので、色々な遊び場に行って、色々な運動や遊具に挑戦してもらいたい!と思っています。
おわりに
今回の【乗り物あそび】いかがでしたか?
【感覚統合】という言葉を知るきっかけになったこの回ですが、
色々な運動能力やバランス力が発達にとって大事な役割を果たしているということを知る良い機会になりました。
公園にもよくあるブランコやジャングルジム、スプリング遊具(乗って揺らす遊具)、総合アスレチックなどで楽しく遊ぶのも、身体を動かす感覚を鍛える良い訓練になるのかもしれません。
今後も積極的に全身を使って遊べる場(主に公園だけど)に出かけていきたいと思いました。
▽前回(触覚遊び)の療育レポはこちら▽