こんにちは、小倉あんこです。
今回2回目となりました療育レポ。
今回は無料体験見学の時にした【触覚あそび】についてです。
もう本当に文字通りなんだけど、触覚、つまり色々なものを触った時の感覚を刺激する遊びのこと。
砂遊びや泥遊び、ねんど遊び、ボディペイントなんかも触覚遊びと言えるかもしれないね。
でもそんなん、子どもみんな大好きなんじゃないの?
でも中には触覚が敏感な子どももいて、触覚遊びが苦手な子もいるみたい。
聴覚過敏や味覚過敏なんかは、最近SNSで話題になったりして結構市民権を得てきているイメージはあるよね。
触覚過敏もその【感覚過敏】の仲間なのかな。
洋服の縫い目が触れるのすら嫌!という子もいるみたい。
砂遊びはするけど、泥遊びまでするのはあんまり見たことないし、
1~2歳の頃、粘土遊びも初めはすこし躊躇してたって保育園の先生に言われたし。
あと先日は園で豚汁をつくってて、【年少さんはコンニャクを手でちぎりました】っておたよりに書いてあったから聞いてみたんだけど・・・
(そうだと思いました)
※でも園の先生は「やってたと思いますよ~」って・・・どっちや!
特定の感触が苦手!
初めて触るものが苦手!
そんな子たちにはなかなかハードルが高い【触覚あそび】
今回したのは【スライム作り】
今回も前回同様、
- 設定遊びの概要
- 実際の様子
- 私の考察と振り返り
という流れでお送りしていきます。
それではどうぞ!
▽前回(外遊び)の療育レポはこちら▽
▽療育にいくまでの話はこちら▽
1日(1時間半)の流れ
この日の療育の1日の流れです。
- 着替え
- 運動遊び(20分程度)
- トイレ・お茶休憩
- かけっこなど
- 手遊び歌
- お集まり(はじまりの会)
- 設定あそび
- 片付け
- おもちゃ遊び(その間に保護者がその日の振り返り)
- お集まり(終わりの会)
※普段の流れはこちらの記事の中でもう少し詳しく書いています。
早速スライム作り!
さて早速スライム作りです。
簡単なので本当に家でも出来ると思います。
準備するもの
最低限必要な材料としては【洗濯のり】【ホウ砂】の2つです。
ドラッグストア、もしくは100均でもありそうです。
PVA(ポリビニルアルコール)入りの洗濯のりでないとスライムにならないそうです!
ご注意を!
こんなセットも売ってました。(高いですが)
普通に買った方が絶対安い・・・。
あとは色を付けるための絵の具。
これも家にあるものや100均で十分ですね。
こんなものもありました。
ちょっとつくるだけならこのタイプが手軽で良いかもしれません。
スライムを作るだけなら使い捨てのプラスチックコップなどに入れてかき混ぜてしまえば作れるのですが、
今回の【触覚あそび】の趣旨としてはやはり、直接手で練るのが一番です。
療育ではこんな感じの容器に入れて、手で混ぜて作りました。
100均最高ですね!←
スライムの作り方
スライムの作り方は簡単。
- 洗濯のりをトレーに入れる
- 絵具を溶かした水を入れて、混ぜる
- ホウ砂を溶かした水を少しずつ入れて、混ぜる
修~~~~了~~~~~~!
簡単すぎますね。
ちなみに分量は参考程度に
洗濯のり:色水=1:1
水:ホウ砂=50ml:5g
硬めが好みであればホウ砂を多め、
ドロドロ(やわらかめ)が好みであればホウ砂を少な目にすると良いようです。
スライムの硬さに関しては、ホウ砂を溶かした水の分量でも調節できるので、
療育では混ぜながら調節する感じで作っていました。
色の濃さもお好みで。
ポイント:感触の変化を楽しもう!
最初に洗濯のりに色水を足した時はトロットロなんですよね。
(他になんかいい例えなかったんかい)
それにホウ砂水を入れていくと、だんだん固まっていって、
最終的にはあのブヨブヨなスライムが出来上がります。
その【感触の変化】がスライム作りの楽しみかなぁと思います。
実際のこどもたちの様子
最初はちょっと引き気味
まず先生が「こんな風につくりまーす!」と見本を見せてくれました。
もちろん「やってみたい!」となった子もいた気もしますが、
うちの長男含め
みたいにちょっと引いて見ていた子が多かったと思いますw
1人1個トレーが配られ、洗濯のりが入れられます。
という感じで、割と引き気味から入った子が多かったです。
少しずつ興味を持ち始める
お母さんや先生が触っているのを見て、
まわりのお友達も少しずつ触ったりする子が増えてくると
と思い始めたのか、興味津々?おそるおそる?トレーをみつめる長男。
そこで色水投入です。
好きな色の水を選んでねー!
と、赤・青・黄の3色の中から好きな色を選びます。
ここで一気に
など口々に好きな色を叫び始めます。
掴みはバッチリ。
このあたりから積極的にスライム作りに参加した子が増えた気がします。
長男も、途中まで私だけで混ぜていましたが少しずつ形になり始めたあたりから触って混ぜるようになりました。
出来上がったスライムで遊ぶ
折角がんばって作ったスライム、もちろん遊びます!
ですが、最後につくったスライムで遊ぶ時間には全員が触って遊んでいたように記憶しています。
伸ばして遊んだり、なにかの形に見立ててみたり・・・
もちろん出来上がったスライムの感触を楽しんだり。
遊び方はみんなそれぞれでしたが、
ある時2人が自分のスライムを半分交換して遊び始めました。
じゃあ〇〇ちゃんも△△くんに赤あげる?
というやりとりから、色違いのスライムを混ぜて遊ぶ楽しさに目覚めた2人。
その楽しそうな姿を見て羨ましい周囲(笑)
結局いろんな子がいろんな色を交換して、【色を混ぜると色が変わる】ということも合わせて経験できました。
色を混ぜてこねて遊び、大盛り上がりで終わりの時間を迎えました。
振り返りと考察
触覚に限らず「初めてのものが苦手」
【感覚過敏】とまではいかなくとも、【初めてのものが苦手】というのは結構ある話ではないかと思います。
長男は触覚ではないですが【食べず嫌い】で、初めてみる食べ物は大体拒否します。
味は絶対好きなのに、食べてみたくないから食べない(笑)
一回食べて!
とりあえず口に入れて!
おいしくなかったら次食べなくていいから!
とりあえず一口食べて!!
・・・で、食べてみたら大概モリモリ食べる、と。
3歳以前は頑なに口に入れなかったので、最近は入れてくれるだけかなり改善されましたね。
正直小さいころは「まあこんなもんだろ」感はあります(笑)
大人になるにつれ自然と治っていったので、あんまり焦ってはいません。
きっと触覚に関してもそうなんだろうなぁ、と思っています。
ただ【触覚】は新しいものに触れる機会がなかなか少ない?
ただ少し気になるのが、食べず嫌いと違って【新しい感触】と出会う機会ってなかなかないのではないか?という点です。
食べ物は毎日3回、オヤツ含めたら5回程度。
【新しいもの】に出会おうと思えば出会う機会はたくさんあります。
でも新しい感触のものに出会う機会って・・・?
特にブヨブヨしたものってなかなかない・・・というか、単純に私があまり思いつきません(笑)
そういった意味で、このスライム作りはかなりいい機会だったなー!と感じています。
「初めてのものが苦手」を克服する?
初めてのものが苦手のは「それが何かわからないから」。
特に発達障害では【見通しのつかない事柄に対しての不安が強い】という特徴をもつ人もいます。
他の子どもよりも【初めてのものに対する不安・抵抗が強い】ということもあるでしょう。
それを克服するのは「初めてのものでも大丈夫だった!」という成功体験の積み重ねではないか、と私は考えています。
だから今回のスライム作りでは
- 初めてのものにチャレンジする
- 初めての感触を味わう
- それを楽しむ
ということが出来たので、正直もう満点です◎笑
これからも、こういった触覚を刺激する遊びに挑戦していきたいなー!と思った回でした。
【おまけ】今後やってみたいと思っている触覚を刺激しそうなこと
これは私が勝手にやってみたいな~と考えているものの覚書です。
参考までに。
- 粘土あそび
- 泡風呂とか
- スライム作り
- 水族館のタッチプール(ヒトデ・カニ・ナマコに触る)
- ボディペインティング(指に絵の具つけて描くやつ)
- こんにゃくちぎり(園の豚汁つくりリベンジ)
- クッキー生地こね
料理なんかは色々な触感の食べ物を触るから良い機会かもしれないですね!
豆腐とか・・・油揚げとか練り物とか・・・
料理ついでに好き嫌いも少しずつ克服してくれないかな~と期待して、やらせてみようかな(笑)
長くなりましたが今回はこの辺で!
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
▽前回(外遊び)の療育レポはこちら▽