13回目の療育記録、今回は節分の豆まきです!
ついでに避難訓練もあって、子どもたちの反応がそれぞれで面白かった~
今回もいままで同様、
- 設定遊びの概要
- 実際の様子
- 私の考察と振り返り
という流れでお送りします。
それではどうぞ!
▽前回(音楽あそび)の療育レポはこちら▽
▽療育にいくまでの話はこちら▽
まず突然の避難訓練
いつもの自由遊びが終わり、これからいざ設定遊び!というタイミングで
突然の避難訓練開始(笑)
扉が急に「ドンドンドンドン!!」と強く叩かれ、ガタガタ鳴らされます。
扉は開けないでくださいね~~~こちらのドアから避難しましょう~~~
みんなこっちこっち!おいで~~~!!
何が何だかわからない子どもたち。よくわからんけど怖いから逃げるw
親も知らされていなかったので戸惑いながらの避難www
本当に不審者が来た場合はーーーーー
と、ここで本当の避難ルートを確認して終了しました。
でも突然の避難訓練でも、先生の話を聞いて移動出来たのでスゴイな◎と思いました。
園でもやるでしょうしね。やはり経験は大事。
豆まきあそびの内容
まずは鬼のお面を制作!
制作がメインの回ではないので、簡単な制作です。
鬼の顔と髪のベースに、目・鼻・口・眉毛・角のパーツをノリで貼っていく作業です。
ちなみに出来上がったのがこちら。
パーツの貼るだけでも、貼る位置で全然印象が違う顔になるので面白いですね。
顔を作ったところで、頭につける部分を保育士さんがつけてくれました。
目玉と頬は丸シールです。色はそれぞれ子どもたちが好きな色を選びます。
豆まきの練習
新聞紙を丸めてカラーテープでとめて作られたボールを投げます。
そのボールを、テーブルをはさんで反対側に置かれた的(箱の中)に向かって投げる練習です。
1~1.5mほど離れて投げていました。
・・・と、言っていたと思います(笑)
子どもたちが聞いていたかは定かではない。
いざ!鬼!登場!!
ひとしきり投げる練習を終えたところで
先ほどの避難訓練で逃げたドアがドンドンドンドン!!!
とけたたましく鳴り、驚く子どもたちをしり目に
鬼 登 場
太鼓とバチを持ってドンドンドンドン鳴らしながら近づいてくる鬼
ビビり倒す子どもたちを鼓舞する保育士さん
ビビりながらも投げつける子どもたち
無事倒される鬼が退散したところで終了しました。
実際のこどもたちの様子
楽しんで制作!
鬼は怖くても鬼のお面を作るのは楽しいらしいです(笑)
ノリを指につけるのも嫌がることなく、みんな集中して制作していました!
長男はやはりマイペースというか、ゆっくりゆっくり丁寧にやっていました。
ボールを投げる練習は少々難航
テーブルを挟んで反対側に的があったのですが、まぁ多少距離があるので難しかったのか、
長男、テーブルを避けて的に近づき箱の中に外れたボールを入れていきます。
- 外れたのが嫌だったのか
- 投げて入らないのが嫌だったのか
- とにかくボールを入れたかったのか
理由は不明ですがとにかく拾ってボールを入れ続ける長男。
という声掛けにも応じず
着々とボールを投げ入れているお友達を横目になんとも言えない気持ちになりましたが、
まぁ、なんだ。投げるの難しいもんな。
でもその行動はお片付けの時にしてほしいな。
※長男は普段全然片付けしないマンです
鬼が登場した時は・・・
全力で逃げてました。
「いやだ」「こわい」以外の言葉を忘れてしまったのかそれ以外の言葉を発しませんでした。
完全に逃げモードに入った長男。
他の子たちはビビりながらも新聞ボールを投げつけていたのですが、長男は1つも投げつけることなく終了。
まぁ、怖かったんなら仕方ないよね・・・
振り返りと考察
糊付けで感じる【量の感覚の難しさ】
指につけて塗るノリの量の調整がまだ難しいみたいで、苦戦していました。
という先生の声掛けで、1度はノリ少な目で貼ろうとした長男でしたが、
少なすぎて上手く貼れず。
と思ったかはわかりませんが、その後はしっかりベッタリ。
糊がはみ出るほどベッタリ張り付けていました。
大人になれば経験則で大体の適量がわかるのでしょうが、4歳ではまだそこまでの経験則もありません。
(しかも我が家は家であんまりノリを使っていない・・・次男が荒らすので隠してます・・・)
そのうち出来るようになるのかな~と思う反面、今のところずっとベッタリ塗りを続けているので・・・
子どもの自主性(?)試行錯誤に任せるのか、伝えた方が良いか。考え処です。
お面制作で感じた成長「顔が描ける」
正確には描いてはいませんが、顔の目・鼻・口・眉毛などの位置を間違えずに貼っていました。
長男は眉毛だけ最初わけわからんところに貼ろうとしてたんですが(笑)
眉毛どこだっけ~?
めのうえ!
と難なくクリア。
でも今回、(ここに貼るよ、等)何の指示もなくサラリと顔を作ったのでちょっと驚きました。
一応制作に入る前、先生が見本を作ってはいましたが。
いや、それにしても成長ですね。
シール貼り・ボールを狙って投げる練習→微細・粗大運動の訓練?
発達に凸凹があると、手先が不器用だったり全身を使う運動が苦手だったり、身体を思い通りに動かすことが苦手な場合があります。
「怖がり」への対応
アニメに出てくるボスキャラや怪獣も「怖い」
もちろん鬼も「怖い」
「怖い」には
- なにがなんだかわからない怖さ
- 見通しがついて先が見えてしまうからこそ、増幅される怖さ
があるのかなぁ、と思っていて。
明らかに強そうな敵が出てくる=なんか強い攻撃をしてきそう=怖い
というように、ある意味【展開を予想する力=見通しをつける力】がついてきたのかな?と感じています。
それにしてもやたらと怖がるので、振り返りの時に少しだけ怖がることに関して言及したら作業療法士さんが答えてくれました。
あえて怖がらせるようなことは言わないようにして、様子をみていいと思います。
怖がらせるのはよくない。なるほど。
おわりに
今回の豆まきはいかがでしたか?
今年も家で豆まきをされたご家庭も多いかと思います。
(ちなみにうちは恵方巻食べただけです)
楽しい遊びや制作の中にも療育につながることがたくさんあるので、そこに気を配って学びつつ療育に通い続けられたらいいな、と改めて感じた回でした。
ただ鬼に関しては先ほどちょっとTwitterで気になるツイートがあったので貼っておきます。
どうかって重要だなぁと今年は感じました。
去年までは割と子どもを怖がらせる鬼イベントを笑ってられる側だったんだけど、色んな知識のアップデートされたんだなぁ…(昨日の幡野さんの記事が凄く残っているのもある)「子どもの尊厳を大切にする」が出来てたら、別に無闇に季節イベだからって子を→
— ヲポコ????魚人系さんと他9,999,999人がいいねしました (@wopocco) February 4, 2020
泣いて嫌がってるのに、ゲラゲラ笑って動画撮られたり、そのまま地震続けられたり、下手したら夜中眠れない!て言ったら「地震来るよ!?早く寝て!」なんて言われたら…
子どもと自分の立場を入れ替えても、問題ないぐらい優しい対応を子育てでしていけたらいいのにね
なんで麻痺しちゃうんだろうね— ヲポコ????魚人系さんと他9,999,999人がいいねしました (@wopocco) February 4, 2020
その視点はなかったなー、と新鮮な気持ちで読んでいました。
たしかに実際に鬼を出して怖がらせる必要はないのかも・・・?
私が小さいころは家の周りに豆をまくだけで、基本的に鬼は出てきませんでした(笑)
覚えていないだけなんでしょうかね。
みなさんの子どもの頃の節分はどうでしたか?
季節の行事の取り入れ方も、家族で改めて話してみるのも良いのかもしれませんね。
それでは長くなりましたがこの辺で。
今回も読んでいただいてありがとうございました!
▽前回(音楽遊び)の療育レポはこちら▽