ご無沙汰しております、小倉あんこです。
でもまぁそんな事情は置いといて、家電の話を始めるよ~!
今回から【子育て世帯にオススメの家電】を少しずつ記事にしていきたいと思っています。
第1回目はまず空気清浄機です。
我が家にある空気清浄機、実は長男出産を機に購入してて、家にある家電の中で2番目に古株です。
2つのうちの1つが空気清浄機です。
もう1つは浄水器なんだけど、またそれは別の記事で。
出産準備の一環として、購入を検討される方も多い空気清浄機。
という方も多い(というかほとんど)ではないかと思います。
正直、空気をキレイにしてくれればそれでええんやがな
ほんで今回は4年半前の記憶を掘り起こして、どうやって空気清浄機を選んだのか
そして改めて【今買うならどのメーカーか】をお送りしたいと思います。
今回は、
- 出産を機に空気清浄機を買おうか考えている
- 空気清浄機の選び方がわからない
- 加湿機能付きの空気清浄機が良いのか?
- なるべく手入れが楽な空気清浄機が欲しい
- 国内メーカーの比較が知りたい
- 犬猫がいる場合の選び方は?
という方は必読の記事です!
出産を機に空気清浄機を購入する意義
家の中の空気が汚れてる~とか菌がぁ~とか??
なのでまずは私が購入を決めた理由を挙げていきます!
ちなみに清潔にしすぎると免疫が落ちるという件に関しては正確なデータ等根拠を提示できないので言及しません。
身も蓋もない言い方すると、空気清浄機で免疫力が落ちるほど無菌状態に近づけることができるのかねと思いますがね。
理由① 毛がロングの犬を室内で飼っていた
だから犬猫がいないご家庭よりもホコリが多いというのは、どうしようもない事実でした。
長男妊娠当時、我が家はまだルンバがおらず、週に2~3回掃除機をかける程度でした。
毎日掃除機かければいいんですけど、そんな面倒くさいこと出来ないですよね。←
でも容赦なく溜まっていくホコリ、そして犬の毛。
これがなかなかの曲者で、油断すると犬の毛玉が風に吹かれてコロコロと・・・
という自覚はありました。
でも私は、家に赤ちゃんがいる状態で毎日掃除機をかけることなど不可能だと思っていました。(たぶん本当に無理)
- 寝てる間に掃除機とか音で起きちゃったら地獄だし
- 起きている間に抱っこやおんぶしながら掃除機とか大変だし
- 掃除機している間、乳児が大人しくしていてくれるとは思えない
そこで浮上してきたのが空気清浄機の購入案です。
理由② 乳児はおよそ1年程、床に這いつくばっている。
とにかく、赤ちゃんは床との距離がめちゃくちゃ近い。
しっかり歩いて移動できるようになる1歳半前後まで、床上50cm以下の高さに顔があります。
つまり床にホコリが溜まっていたら、大人よりもモロにホコリを吸い込んでしまうことになるのです。
そういったアレルギーの原因物質になるものとの距離が近いというのが、かなり気になるところでした。
空気清浄機を購入した理由=ホコリなどのハウスダスト対策
我が家の場合は除菌・消臭効果を期待する、というよりも
完全にホコリとハウスダスト対策として空気清浄機の購入を決めました。
特に最近ではPM2.5などの超微小粒子などもキャッチできるフィルター搭載!と謳うの空気清浄機も多いですね。
2.5㎛(マイクロメートル)がどれだけ小さいのかあまり実感はありませんが、
(1㎛=0.001㎜)
とにかくホコリやハウスダスト、さらに細かい有害物質をも集塵してくれる空気清浄機。素晴らしい!!と、購入を決めました。
空気清浄機は除菌消臭効果を考えず、集塵機能だけでも購入する意義はあると思っています。
各メーカーの特徴
今回は海外メーカーを考えず(範囲広すぎでわけわからくなるので)
以下の国内メーカー4つをざっくり比較していきます。
- SHARP
- Panasonic
- ダイキン
- 日立
SHARP:プラズマクラスター
とにかく、SHARPといえばプラズマクラスターですよね。
ここでプラズマクラスターの説明をしてもあまり意味はないと思うので、詳しく知りたい方はこちらのプラズマクラスター公式ページをご覧ください。
簡単に言ってしまえば、
プラズマクラスターと呼ばれる除菌・ウイルスやアレルギー物質の作用抑制・消臭・静電気抑制の効果があるイオンを放出することで空気をキレイにしよう
というものです。OHラジカルという分子が働いて除菌・消臭が起こっているらしい。
もちろん集塵・脱臭フィルターでも空気清浄します。
Panasonic:ナノイー
Panasonicといえばナノイー。
こちらもSHARPと同様、除菌・ウイルスやアレルギー物質の作用抑制・消臭・静電気抑制の効果があるイオンを放出して空気をキレイにしています。
Panasonicもナノイーと言っていますが、こちらもOHラジカルという分子が働いています。
詳しい効果はこちらのサイトをどうぞ。
ナノイーに関してはこちらのサイトが非常にわかりやすかったです。
ダイキン:ストリーマ分解とアクティブプラズマイオン
SHARPとPanasonicがイオンを放出して除菌・消臭を行うのに対して、
ダイキンはダブル方式です。
アクティブプラズマイオンを放出して菌や花粉を抑制すると同時に、
吸気した空気を空気清浄機内部でも除菌・消臭を行っています。
どちらかというと吸気して除菌・消臭を行う方に注力してるんじゃないかなって印象です。
日立:フィルターによる脱臭一本
他3メーカーがイオン類による除菌・消臭等を推している中で、
日立が唯一フィルターによる集塵・脱臭のみの空気清浄機です。
結局、どのメーカー?
まず2015年、我が家の結論から言ってしまいましょう。
※ただし、完全に独断と偏見によるものなので参考程度にお願いします。
我が家が購入したのはダイキンの加湿機能なしタイプ
- イオン放出系の機能がない
- 加湿機能がついていない
- メンテナンスが楽そう
①と②の条件だけで選択肢がダイキンのみだったように記憶しています。
(もしくは当時日立を候補にいれていなかった可能性。笑)
※ちなみに我が家が購入したMC80R-Wはもう販売が終了しています。
理由① イオン放出系の機能がない
SHARP、Panasonic、ダイキンが全面に押し出しているイオン放出系の機能はその性質上、同時にオゾンを発生しています。
以下公式ページでもそれぞれ
「微量のオゾンを発生しますが、人体に影響はありません」
と書いてあります。
オゾンの影響って?
高濃度(日本では基準値0.1ppm以上)でなければ人体に影響はないと言われています。
0.01ppm~0.02ppmで多少のオゾン臭を感じるレベルなので、
実際「ちょっとオゾン臭がするな?」程度ならほぼ問題がないかと思います。
大体この3社の取扱説明書には「多少オゾン臭がすることがありますが、健康上問題ありません」という旨の注意書きがあるようです。
そうなんだけど、結局のところ「専門的な問題はサッパリわからないから、不安要素は排除して購入しよう」ってことで、その機能は避けたんだよね。
特に乳幼児・犬猫への影響が不明瞭だった
正直、実家でもSHARPの空気清浄機を使用していてなんの影響もなかったので人、特に大人への影響はほぼないと思っていました。
ですが、成人よりも体の小さい乳幼児や犬猫への影響はないのか?
特に犬猫・小動物は人間に全く害のないものでも影響出ることもあります。
例えばこちら。
購入後に知ったものですが、「オカメインコがアロマで亡くなった件」
この時に合わせて、フッ素やテフロン加工のフライパンの使用も、実は鳥や犬猫にも良くないという情報も聞きました。
そしてこの時グリーンパンというフライパンが良いと知りました。
お値段はお高いですが
よくわからないものは避けよう。と思ってイオン放出系のものは避けました。
ちなみに現在、イオン放出系機能のないモデルはほぼ日立のみです。
※この問題に関しては各種意見があるかと思いますし、実際はなんの影響もないのかもしれません。
あくまで【私の場合は】そう考えたまでで、
「別に大丈夫だろう」「考えすぎ」
「やはりイオン放出系の殺菌・消臭機能は捨てがたい」
と考えられる方はそれで良いと思います◎
そんな考え方もあるんだな~程度で受け取っていただければ幸いです。
理由② 加湿機能がついていない
これは現在、各メーカー最新ラインナップを見るとほぼ全ての空気清浄機に加湿機能がついています(笑)
当時は「加湿器部分の手入れが面倒くさそう」という理由で除外したのですが、最近では
- 除菌機能
- タンク形状の改善
などで手入れが簡単なモデルも増えているようです。
特にタンク形状なんかは家電量販店でもチェックしやすいので、一度見てみるのも良いかもしれません◎
個人的には手を突っ込んで中までしっかり洗えるタイプを推します。
▼広口タンクでお手入れ簡単モデル(Panasonic)
▼加湿フィルター・水を除菌機能がついている(ダイキン)
お手入れという観点で言うと、やはり面倒は面倒ですね・・・加湿機能・・・
理由③ メンテナンスが楽そう
実際は交換するフィルター以外の部分にもホコリや汚れがつくから掃除しなきゃダメだったし、フィルターは交換しないと汚いからコストかかるし、ちょっと残念だった・・・
現在は10年間フィルター交換不要が主流
そのため、交換用フィルターを購入することは10年間ほぼないと思って良いと思います。
水洗い不可のフィルターを洗ってしまった場合、完全に乾かしても元の機能は期待できないことから交換を勧めている程度です。
どのメーカーも脱臭・プレフィルターはお手入れ必要
▼自動おそうじ機能付き空気清浄機(日立・SHARP)
脱臭フィルターが洗えるのは日立
他のメーカーは脱臭フィルターは洗えないことが多いようですが、日立は洗えます。
水またはぬるま湯(約40℃以下)に約3時間程度つけおき洗いすると、吸着したニオイ成分がい水に溶け出し、脱臭力が回復します
ダイキン商品概要ページより
また、日立はプレフィルターがステンレス製です。
とりあえず間違いなく洗えるよね!
脱臭力が回復するとかはよくわからないけど、「汚れたな」って思った時に丸洗いできるのは個人的にはポイント高いです。
イオン発生ユニットはお手入れが必要
メーカーによって部品の名称は異なりますが、
どのメーカーもお手入れが必要です。
Panasonicとダイキンは丸洗い(つけおき洗い)
SHARPは付属ブラシや綿棒等で掃除するようです。
その他 ランニングコストはかかるのか
先述の通り、どのメーカーもフィルターに関しては10年間コストはかからないと考えて良いと思います。
フィルターに関しては、とあえて書いたのは加湿器部分やイオン発生ユニット周辺機器は消耗品として別売り品がある場合があります。
例えばSHARPのこちらの機種
イオン発生ユニット、交換目安は24時間連続稼働した場合2年
Ag+カートリッジは交換目安1年
今あたらしく購入するならどれを選ぶ?
ちなみに前提として、適用床面積は広ければ広いほど良いとされています。
パワフルであればパワフルなだけ、部屋の空気をキレイにするのが早いということです。
つまり予算の範囲内で出来るだけ適用床面積の大きいものを選びましょう◎
メンテナンス性・ランニングコストで選ぶなら日立
とにかくお手入れが楽そう!という観点で選んだら日立です。
- プレフィルターがステンレス製で清潔に保てそう
- 脱臭フィルターも丸洗いすることができる
- イオン放出系機能がないため、イオン発生ユニットの手入れがない
- イオン発生ユニットの交換の必要がないためランニングコストが(ほぼ)ない
- 加湿器の水タンクも蓋を取って洗うタイプなので洗いやすそう
- 自動お掃除機能付きのモデルなら最高
それは他の3社と完全に異なる部分です。
もちろんその分イオン系の除菌・脱臭機能は期待できませんが。
- 犬猫・その他小動物等ペットがいるのでイオン系機能は避けたい
- イオン系機能を重視しない、集塵・脱臭機能があれば充分!
- とにかくメンテナンス性を重視したい
- ランニングコストを可能な限り抑えたい
- 自動お掃除機能があるモデルが良い
という方にはオススメな日立です◎
イオン系機能がついているものが良いならPanasonic
特に脱臭・花粉除去の効果が高そうだと感じてます◎
- ナノイー(OHラジカル)による除菌・脱臭が期待できる
- イオン発生系ユニットの交換が必要ない
- 加湿器水タンクのお手入れがしやすい
- 前面下部の吸引で床に近い部分の空気を吸ってくれる
ここで初めて触れますが、日立・SHARPが背面・側面からの吸気に対して、Panasonicは前面下部から吸引します。
※ダイキンは側面・前面下部からの吸気です
つまり床や部屋の下の方に落ちているホコリ・花粉等をガッツリ吸い込む位置で吸気してくれるのです。
もちろんそのエリアは犬猫や赤ちゃんが生活している空間でもあります。
イオン系機能がついて、かつ自動お掃除機能が欲しい場合はSHARP
イオン系機能がついて自動お掃除機能があるものはSHARPしかありません。
問答無用でSHARPです。
ただし、イオン発生ユニットの定期的なメンテナンス
24時間稼働した場合は2年毎にユニットの交換が必要です。
イオン系機能が欲しいだけならPanasonicの方がいいと思いますし、
自動お掃除機能が欲しいだけなら日立の方が良いと思ってます(笑)
ただ自動お掃除機能が欲しいほど手入れを減らしたいのであれば、イオン系機能がついていない方がお手入れが減ります・・・
最後に
今回の空気清浄機、購入の際の参考になったでしょうか?
我が家の場合は犬猫がいる、という性質上から集塵機能やお手入れに焦点を当てていたので、
除菌・消臭機能に関してはあまり参考にならなかったかもしれません。すいません。
そして我が家が購入したダイキンがまるで購入リストに入ってこないという残念さ(笑)
いや・・・お手入れが若干面倒なのと、アクティブプラズマイオンが全機種搭載になっていたためにちょっとメリットが見当たらなくなってしまって・・・
あ、でも集塵・脱臭機能は問題なく、我が家では大活躍していますし、大満足です。
ちなみに先日お風呂でつけおき洗いした時の写真がこちら。(お目汚し失礼)
めっちゃ汚い
こんなに汚れるほどホコリを除去してくれてたのかと思うと、まぁありがたいですね・・・・
これからも壊れるまで大活躍していただく予定です!よろしくダイキン!
みなさんが満足いく空気清浄機を購入できますよう、願っております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは!