雑記

【仕事vs家事育児】夫婦の価値観の違い。落としどころを探した結果

さて、今回はこちらの記事の続きです。(この記事を読まなくても読めます)

【実録】ウチの旦那が単身赴任になったワケ先日のこちらの記事が大変多くの反響いただきまして、ありがとうございます。 https://zubora-senki.com/one...

この記事では、我が家が【単身赴任】という形をとった理由・経緯を書きました。

私としては正直なところ、旦那に散々振り回されて嫌になったから1年間の別居を選んだといっても過言ではないんですが、

根本的には【夫婦の価値観の違い】という問題がありました。

さて今回はその【夫婦の価値観の違い】についてです。

そもそも我が家の場合、今回の単身赴任騒動をきっかけに【根本的に価値観が全然違う】ことに気付いたのですが・・・

あんこ
あんこ
この【価値観の違い】って、もしかして結構ある話なのでは・・・?

と、思ったので記事にすることにしました。

我が家の実例をベースに、夫婦で価値観が全く違う場合はどうすれば良いのか?ということを考えていきたいと思います。

【実例】夫婦の価値観の違い

旦那の場合=今は仕事を頑張る時期!

まず、我が家の旦那の場合です。

旦那
旦那
とにかく今は頑張って仕事ができるようになりたいんだ!

という主張をしていたと思います。

(たぶん)その根幹にあるのが、

  1. 仕事ができる父=かっこいい。尊敬される存在。
  2. お金をたくさん稼ぐ=嫁・子にとって非常に良いこと。

という考え方のようでした。
(旦那が自分の考えを伝えるのがド下手くそなので私なりに解釈して書いています)

考えの推移

結婚前の旦那は共働き推進派でした。(家事育児参加に関しては知らん)

仕事はなんとな~くやって、お金はいっぱい稼げたらそれはその方がいいよね~的なのらりくらり系だったと思います。

ところがいつからか、お金をたくさん稼いで私を楽させたいと言いだし、
(まぁ私としてはありがたい限りですが)

子に良い教育を受けさせたいとかいろいろ理由はあったのでしょうが

最終的には【こんな経営者になりたい】という理想像が出来上がり、

そのためには今は仕事を頑張らなくてはいけない時期だ!という結論に至ったようです。

旦那は今年で31歳。大学を卒業して社会人になって8~9年目。

確かにいわゆる中堅どころ、と言われる年齢。

一般的には少しずつ肩書がついたりする年齢なのかなぁと思います。
(大きな企業に勤めてないからイマイチ実感がないのですが)

責任のある立場や、大きな仕事を任されることも増えてくる時期。

たしかに10年後、20年後を見据えて、仕事の経験値を積むのに大切な時期・・・と言えるかもしれません。

考えの背景

旦那は、中学から全寮制の私立中学・高校。

で、3人兄弟全員が中学受験組というから驚きですね。
(私は小中高公立、大学のみ文系私立)

※学歴・学費等に関しては三者三様なのですがここでは面倒なので省略します

【自分が受けた教育と同等レベル、もしくはそれ以上を子どもに受けさせたい】という気持ちは割と多くの人が抱いていると思います。

となると・・・問題は金銭面。

もう【兄弟3人中学から私立】って聞いただけで、

大人になった今、もうなにそれすっげぇという気持ちでいっぱいになります。(語彙力

あんこ
あんこ
え?だってそれ全部でいくらかかるの?

中高6年間、月10万だとして12カ月で120万円×6年間×3人・・・?

+私立大学費用・・・・と、受験準備費用とか・・・・

は・・・・???(もう意味わからん

そしてそんな教育費用を捻出できた父すげぇという結論に至ります。(語彙力

さらに今、仕事(経営)に関しても義父リスペクトモードに突入している旦那。

今の自分がまさに【仕事のできる父を尊敬している息子】そのもの。

我が家は偶然にも子ども2人とも男なので、

自分も同じように【仕事のできる、息子に尊敬される父】になりたいのでしょう。

気持ちはまぁ・・・わからなくもないです。

私も【仕事のできる人=カッコイイ】と心底思っていた時期はありますし、

実際今も仕事はできるに越したことはないと思っています。男女問わず。(ここ重要)

妻の場合=育児が大変なのは今!今こそ育児参加すべき!

私は特別【親としての理想像】といったものは意識したことなかったのですが、

今回の記事を書くにあたって色々と考えた結果、以下のような考えにまとまりました。

  1. 育児とは夫婦2人でやるものである
  2. 家事育児という【家庭の運営】に参加する父=子にとっても良い父である
  3. 家事や仕事に関しては夫婦間の話し合いによって分担を決めるべき
  4. お金はもちろん大切・必要
  5. 一方で【一緒に過ごす時間】も重要

という・・・まぁ非常にありがちな結論に至りました。

育児中の女性は結構こういった考え方の人が多いのではないかな~と思っています。

もちろんこの考え方は、正直なところ【今の社会では難しい部分も多いこと】は重々承知です。

というのも、仕事が【長時間拘束・不規則】【薄給・なかなか昇給しない】なんてよく聞く話です。

お金を稼ぐために、長時間働いている人もたくさんいるでしょう。

そして一番仕事盛りな時期が、子どもの乳幼児期と重なることが多いのも事実でしょう。

だから

あんこ
あんこ
仕事ばっかりしてないで、育児に参加してよ!

頭ごなしに言うつもりはありません。

それでも、子どもが親と過ごしてくれる時期は短いもの。

子どもたちが反抗期を経て、自立して、親元から離れていく未来は必ず訪れます。

だから、一番手のかかる大変な乳幼児期。

子どもと親が一番密接に関われる時期だけでも、出来る限り育児参加をしてほしい。

という気持ちだけは、どうしても持ってしまうんですよね・・・。

嫁として、母としての主張

仕事が忙しいから育児に参加できない。

ありがちな話です。

もうこの際、単身赴任で普段の育児参加がゼロでも仕方がない

一緒に暮らしていても、子どもが起きている時間に帰って来れなくても仕方ない。

それでも、最低でもこれくらいはやってくれよな!?という気持ちをシャウトしたいと思います。どうぞ。

【子=2人の子ども】責任は同等。せめて相談には乗ってくれ。

育児は妻の仕事!という性別役割分業が主流の時代もありましたが、

100歩譲って、夫婦の合意の元【育児=妻の仕事】だったとしてもですよ。

男性
男性
自分で望んで産んだんだから、育児するのは自分の責任だ!

という心無いコメントも見たことありますが。

そもそも夫婦の合意なく子どもとかなくない?

こどもが欲しい!と女性が思っただけで子どもができるなら話が別ですが、

夫婦が2人で望まないと子ども生まれませんよね??基本的には。
つい先日、多産DVという恐ろしい言葉も知ってしまいましたがそこは例外として・・・

つまり【子ども=夫婦が望んで生まれてきた存在】としましょう。

仕事で時間が取れず、子と関わる時間が取れないとしても【子を育てる責任は同等】なはずです。

子にどんな教育を受けさせるか、といった判断は育児参加としてわかりやすいですが、

  • 今の子の状況・発達段階の把握
  • どんなものを与えるかという判断
  • 現状に対する対応策の判断
  • 子への接し方の考えや具体的な方法
  • 有益な情報の共有(ex.こういった叱り方・伝え方が良い、などの記事共有)

といったことも立派な育児参加ではないかな、と思います。

簡単に一言で言ってしまえば【妻からの育児に関する相談にのること】です。

もも
もも
最近全然野菜食べないんだけど、どうすればいいと思う?

とか、

ゆず
ゆず
弟をよく叩くから、注意するんだけどやめないんだよね。

とか、そういう些細な話です。

もうそれすら聞かないとか。聞き流すだけとか。好きにしていいよとか。

責任放棄も甚だしいな、と思うわけです。
好きにしていいよじゃねーよっていう

育児に関する情報共有=危機管理でもある

もちろん妻側からも上記の相談事はもちろん、

妻代表
妻代表
今日はこんなことがあって、○○が出来たんだよ!

だからこれからは△△とか気をつけないと・・・

とか、

妻代表
妻代表
離乳食が今日から3回食になって、○○が好きみたいだけど△△はあんまり食べないんだ~

とか、

そういった話を積極的にしていくべきだと思います。

旦那単身赴任で完全ワンオペの私が救急車で運ばれていろいろ詰んだ話唐突ですが、先日救急車で運ばれました。 31歳。 小さいころから健康優良児、特に大きな病気もなく、妊娠出産も大きな問題なくこ...

上記の記事のような緊急時などは特に、

子どもに関する情報が夫婦で共有されていないと困る事態も考えられます。

この記事に書いた私が救急車で運ばれた時は、普段から遊んでるママ友が長男・次男の月齢、食事、オムツサイズなどを把握してくれていたので事なきを得ましたが、

仮に子を預かった人が、年齢・月齢にあった食事も把握せず、普段の生活習慣を知らなかったとしたら・・・?

 

情報共有もある種の危機管理です。

積極的に情報・現状・相談事の共有はしていくべきだと思います。

まぁそこで下手にアドバイスされると妻がキレたりすることもありますけどね。
またそれは別の話。

価値観が全く違う夫婦の現在

実は前項までの部分。

私が1年前(旦那単身赴任時)に書いて、下書きとして残っていたものを少し手直ししたものです(笑)

我ながら相当鬱憤が溜まっていたのか、かなりシャウトした内容で、しかも話がそれて収拾がつかない状態だったので(笑)

記事を分けたり、順番を入れ替えたりして、まぁ多少は読めるような内容になってはいたんじゃないかと思います。

夫婦の考え方をまとめると

旦那
旦那
30代の今は、将来のため・こどものためにも

仕事を頑張らなければならない時期だ!

そして大人になった子どもたちにも尊敬される父親になりたい!

あんこ
あんこ
いやいや、確かにお金は大事だけれども、

育児が大変なのは今!子どもが親と過ごしてくれるのも今!

今こそ育児に参加しないでどうする!?

はい、見事に食い違ってますね。

そもそも論点が仕事vs育児になってますね。

これでは私は「家族と仕事、どっちが大事なのよ!」と叫んでる人みたいですし、

旦那は旦那で「仕事が忙しいんだよ!家事育児なんか女の仕事だろうが!」といってるクソ野郎です。(しかも実際そこまで言ってない)

実際は家族も仕事もお金も全部大事です。

大切なのはバランス。落としどころをつけなくてはなりません。

さて、我が家は結局どういった形におさまったのでしょうか?

次の項から見ていきます。

旦那は基本仕事で不在。でも可能な限り育児参加はする。

今年(2019年)の3月から一緒に暮らすようになって早9か月。
(実際には出張とかで半年もまだ一緒に暮らしてないけど)

基本的にほぼ休みはありません。

土日という概念がほぼ消失していると言っていいほど休みがない(笑)

ただ平日休日問わず、家に居られるときはしっかり育児参加してくれてます。

一緒に夕飯を食べたり、お風呂に入ったりですね。

あと寝かしつけも。
(次男が私がいないと寝ないので、完全消灯して全員で就寝する)

純粋に起きている子どもと接する時間が短すぎるので「その時間は大切にしよう!」と思っている感じもします。

家にいたら積極的に子どもと遊んでくれますし、
(なんなら私よりちゃんと向き合って遊んでる感ある)

一緒に暮らし始めた頃こそ旦那を「知らんオッサンが家にいる」扱いだった次男もすっかりお父さん大好きっ子に変貌を遂げ、

次男
次男
しょ(と)ーーーーーーしゃーーーーーーん!!

と満面の笑みで旦那にパンチを繰り出すようになりました。微笑ましい限りです。

あとはやはり、単身赴任の時よりもよく連絡を取るようになりましたし、

家で話す機会も増えたので、子どもに関する相談や情報共有、その日あった出来事なんかもよく話して、よく聞いてくれると思います。

私のシャウトをそのまま旦那が実行している形ですね。

私としてはこれがかなり大きいところで、1人で子育てしている感覚はほぼなくなりました。

直接的な育児参加が少なくても、【子どもの話をする】だけでも、全然違うんです。

ここは世の中のお父さん方に強く訴えていきたいところですね。

育児に直接参加できないのであれば可能な限り【嫁の話を聞け】と。

あんこ
あんこ
あと下手にアドバイスとかはあまりされないのも良かったのかもしれません。

私の「ちょっと聞いて!(怒)」にひたすら相槌を打ってる形なんですが・・・

旦那も聞くの上手くなったなぁ・・・と思います・・・感謝。笑

妻(私)は家事は全負担、育児8~9割負担

旦那はそんな状況なので、家事については私がほぼ全負担です。

と言っても、家電にかなり課金をしたおかげで負担はかなり少ないですが。

このあたりはまた別記事で書きたいと思います。

育児に関しては、前項の通りです。

3連休ほぼ完全ワンオペの時もありますが・・・まぁなんとか生きてます。

人間慣れるもので、うまいこと手を抜くことも覚えるんですね。

あと純粋に体力がつきました。

そして大事なお金と仕事の話

現在の収入比率としては

旦那:私=6:1です。

パート辞める前は3:1くらいだったんですけどね。やめちゃったし。
ちなみに辞めることに関しては旦那は大賛成でめっちゃ後押ししてくれましたw

いずれにしても旦那が大黒柱というか、主な収入源であることは変わりないですし

そこはやっぱり頑張って稼いでください頼む!という気持ちもあります(笑)

もちろん私の収入増加もどうにか考えないとな~と考えてる最中です。

そんな状態なので、家事育児の実質的な負担が主に私に来るのは納得してます。
パート辞める前も後も家事育児の負担割合は変わってないので、パートしてた時は私よく頑張ってたなって思います(笑)

前にも書きましたが、話を聞いてもらえるので精神的な負担がかなり軽くなっているのももちろんあります。

あと旦那があまりにハードスケジュール過ぎてさすがに労わるしかない・・・。

まとめ

ここまでなんやかんや書いてきましたが、

結局のところ全然参考にならないやないか
嫁ほぼワンオペやんけ

というところに落ち着いてしまいました。すいません。
まぁこれはあくまで我が家の場合、ということで・・・

ただ今回、何が大事だったかというと

  1. 家事育児に関する負担割合が夫婦合意(双方納得)のものである
  2. 旦那は可能な限り育児参加をしているという事実
  3. 夫婦間で子どもや家庭に関する相談・情報共有が出来ている
  4. 夫婦でお互いに感謝の気持ちがある

という部分ではないかな、と思います。

実際のところ根本的な意見の違いは解決されていないのですが、

家庭を運営していくための方法・分担は双方が納得しているという状況です。

そして私は旦那に対して、仕事でお金を稼いできてくれていることへの感謝が。

旦那は私に対して、家事育児全般を担って家庭をまわしていることへの感謝が。

各々感謝の気持ちがある、というのは大切なところかな、と思っています。

純粋に旦那は家事に向かないし、
私は仕事・・・てゆうか人間関係苦手すぎるという適性の問題もあるので、
余計感謝の気持ちは持ちやすい夫婦ではあります。利害の一致感。

【最後に】うちの旦那の最も素晴らしい点

便利家電を買うことを快諾してくれた点です。

もうこれ。本当にこれ。

自分が家事をしたくないから、便利家電を買って済むならそれでいいという発想だったのかもしれませんが、それでもいい。

家事をしないなら家電を買わせろ。

家事もまるでしないのに「え~?食洗器~?贅沢じゃね?」とか言う男じゃなくて本当によかったと心から思ってますスイマセン本音です。

家事の負担が軽いというのはかなり大事です。

一日の負担がかなり違いますし、それが1週間、1か月、1年・・・と積み重なる負担が軽くなるんですよ。

こんなこと言うのも身も蓋もないんですが、

家事に関しては家電の方が旦那よりよほど役に立つから(ガチ)

これ旦那にも直接言ってます。しょうがない事実だから。

家電がなかったら私がもっとキレ散らかしてる可能性も十二分にありますね。

そんなわけで家電にはお金をかけました。ありがとう旦那。

家電については別記事で熱弁を振るいたいと思っています。

ただ一言だけ。

あんこ
あんこ
世の中のお父さん方。

家事をしたくないなら、便利家電を積極的に取り入れようね!
家庭に平和が訪れる(かも)よ!

それではこのへんで。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!