どうも~~!(ナニコレ)
子どもが欲しい夫婦、主に女性が体調を整えたり、婦人科に通ったり。
べビ待ちなんて言葉もあるみたいだけど、妊娠希望中の女性が「いま妊活中~」なんて気軽に使うくらい、浸透している言葉だと思う。
【妊活は結婚前から始めたって別にいいんじゃないか】ということを伝えたいと思っています!
でも私が思うに、生理不順の人なんかは特にだけど、女性はもっと早く妊娠出産を意識しても全然問題ない。
今回はそこを実体験と合わせて伝えられたらいいな、と思っています。
結婚してそろそろ子どもが欲しい。
子どもが欲しいと思っているがなかなか授からない。
そろそろ高齢出産といわれる年齢が目前になってきた。
一体なにをすればいいのだろう・・・
そう思って初めて【妊活】について調べ始める。
そんな方がほとんどだと思います。私もそんな中の1人でした。
でも、子どもを授かるって結構難しいこともある。
だから実際に欲しいと思ってから焦るのではなくて、
もっと前から、少しだけ自分の身体と向き合っておいたらいいんじゃないか?というお話です。
妊活とは?
妊活(にんかつ)とは、妊娠についての知識を身に付けたり、妊娠にあたって自身の身体の現状を把握するなどといった活動。
-Wikipediaより引用
「妊活」とは、そろそろ赤ちゃんが欲しいなあと考えることから始まり、妊娠に向けて夫婦で話し合うこと、知識を取り入れ行動を起こすこと、そして医療による不妊治療まで、赤ちゃんのいる生活をめざして行動をすること全般を表した言葉です。
つまり、
- 妊娠についての知識を身に着ける
- 自身の身体の状況を把握する
- 妊娠について夫婦で話し合う
- 知識を取り入れ、行動を起こす
という一連の行動、流れをまとめて【妊活】と言うようです。
今回はタイミング法や不妊治療の話は除外したいので、
「妊活=妊娠するための心や身体の準備をすること」という意味合いでお話したいと思います。
妊活はいつから?プレ妊活とは?
いつから始める?
私は自分自身の経験から、
自分が「将来いつか子どもを授かりたいな」と思った時から始めるのが良いと思っています。
別にそれが結婚前でもかまわない、
極端な話だと学生のうちから始めても良いと思うです。
「今すぐほしいから妊活する」のではなく「いつかほしいから妊活する」
特に結婚や出産がよりリアルになってくるのは、第一次結婚ラッシュと言われる20代半ばの女性。
周囲の友人たちが少しずつ結婚・妊娠をし始める年齢です。
例に漏れず私も20代半ばから結婚・出産について漠然と考え出しました。
もちろんまだ漠然としていたので、「まだまだ先の話だろ~!」とのんきにしていましたが。
でもその頃から、体調を整えていたら少し違ったのかな・・・?とも思います。
プレ妊活とは?
こんな記事を見つけました。
【プレ妊活】という言葉はこの記事で知ったのですが、私が考えていたこととほぼ合致していたので引用させていただきます。
プレ妊活とは、将来赤ちゃんを産むためにおこなう準備のこと。赤ちゃんが産まれてくるまでにはさまざまな道のりがあるため、本格的に妊活をはじめてからさまざまな課題に直面し「もっと早くから気を付けておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
健康的なからだは日々の積み重ねでつくられていきます。本格的に妊活を始める前に、自分のからだの状態を知り、今から生活習慣を見直してみましょう。
-Oggi.jpより引用
つまり【プレ妊活】とは、
- 妊娠出産の知識を得て
- 自分のからだの状態を知り
- 整えること
だと思います!
上記の記事では、精子の質や卵子の数など、医療機関での検査をオススメしていますが、
【プレ妊活】としては正直そこまでしなくてもいいかな、と個人的には思います。
過去の性交渉人数が多い方の場合、性病やHIVの検査はしても良いんじゃないかとは思いますけどね。
あ、でも生理が重いとか生理不順に関しては婦人科には相談に行くべきだと思ってます。
なぜ【プレ妊活】をすすめるのか?
妊娠・出産の知識は自分で得るしかない
今の日本では妊娠・出産に関する知識は「誰かが教えてくれる」類のものではなく、
ほとんど自分が調べて、情報を集めなければなりません。
月経がおこる仕組みだとか、精子と卵子が結びついて受精卵になって細胞分裂をしてヒトになるだとか、生物的な知識は学校の授業で習うことはあっても、
「婦人科系の病気・トラブル」
「加齢による妊娠力の変化」
「妊娠中の女性の身体の変化」
これらは授業ではほとんど教えてくれません。
例えば生理(月経)についてです。
おそらく学生の頃、周囲に1人はいたと思われるこんな人。
まぁこれまさに私なんですが。あとは
これを聞いても正直
と思った人が大半だと思います。
ところがこれが将来、いざ「妊娠したい!」となった時に
- 無排卵月経
- 過少月経
- 黄体ホルモン不全
- 過多月経
- 不正出血
- 子宮内膜症
- 卵巣嚢腫
- 多嚢胞性卵巣症候群
など、月経の異常や婦人科系の病気として、そして不妊の原因として、
目の前に立ちはだかってくるのです。
本来、将来の妊娠を考えるのであれば、
「生理不順」「生理が重い」→それに何の問題があるのか?
というところまで考えるべきです。
しかしそれを、現状では誰も教えてくれません。
本来、月経2週間前ごろに起こる
排卵が起こる→子宮内膜が厚くなる
という流れが正常に起こっていないと、妊娠はなかなか難しいはずです。
つまり自然妊娠するためには、正常な月経が起こっていなければなりません。
そこを意識していない人が多いのではないでしょうか。
(20代頃の私を含め)
だからこそ、妊娠・出産の知識を得るための【プレ妊活】をすすめたいのです。
身体の調子を整えるのには時間がかかる
例えば「子供が欲しいな」と思って、
いざ妊娠にむけて身体の調子を整えようとしたところで
1か月で整うのか?
半年かかるのか?
何年もかかるのか?
それはその人の状態にもよりますから一概にも言えません。
ですが、一般的に生活習慣を変え、身体を変えるのには時間がかかります。
おそらく多くの女性が経験あるダイエット(減量)だって、健康的に痩せるにはさまざまな努力と、時間がかかりますよね?
「身体を変える」というのはそれだけ時間と労力が必要なことだと思います。
だから、早いに越したことはないのです。
私の実体験から
私が【プレ妊活】を勧めるのは、上記の引用にある通り
本格的に妊活をはじめてからさまざまな課題に直面し「もっと早くから気を付けておけばよかった」と感じた張本人だからです。
的を得すぎていて笑うしかなかったです(笑)
というわけで次項から、私の実体験を交えてお伝えしたいと思います。
妊活~妊娠するまでの実話
26歳で再就職、キャリアをしっかり積みたい。でも・・・
私は26歳で結婚し広島へ転居、その後再就職。
と言っても、一度新卒で入社した会社を辞めて専門学校へ通いなおした直後だったので、ほぼ新卒のようなもの。
最低2年はキャリアを積んで、30歳前には1人くらい子ども欲しいな~
などと考えていました。
しかし一方で不安もありました。
私は筋金入りの生理不順だったのです。
初潮からずっと生理不順
初経も16歳、高校2年生。
初経の平均年齢が12.3±1歳と言われています。
ほとんどの子が10~15歳に初経を迎えることを考えれば、遅い。
しかもそこから定期的に生理が来たことはほとんどありません。
この頃いろいろ調べたりする中ではなんとなく「ホルモンバランスが悪いんだろうな」とは感じていました。
20歳前後に婦人科にかかり、低用量ピルを処方してもらったこともありましたが、服用している間は定期的にくる生理も服用をやめてしまえば元通り。
特別生理が重かったわけでもなかったので、生理不順でも困ることはありません。
(むしろ来ないほうが楽だと思っていたw)
毎日決まった時間に薬を飲む、という行為が面倒だったこともあり、なし崩し的に服用も通院もやめてしまいました。
そして迎えた27歳。
将来的には子供は授かりたいし、生理周期くらいは整えておいた方がいいかな・・・?
そう思い、およそ7年ぶりに婦人科を受診することにしました。
7年ぶりの婦人科で知った衝撃の事実
とりあえず女医さんのいる産婦人科を検索し、受診。
初診が予約不可だったので仕方なく長い時間を待合室で過ごし、先生と対面。
そして一瞬で終わりました。
みなさんはしっかり1か月分の基礎体温表をつくってから受診してくださいね。時間の無駄・・・。
そして1か月後、笑えるほどガッタガタの基礎体温表を片手に再受診。
それを見た先生の衝撃の一言がこちらです。
本気ですか先生。私まだ20代なんです。
ホルモンバランスが悪すぎる
基礎体温の理想の形では、体温が2層にわかれます。
低温期が2週間、その後排卵が起こると高温期になり、
高温期が2週間ほど続いたあとに生理がきて低温期になる。
というサイクルが理想です。
ところが私は低温期も高温期もなく体温が上下を繰り返す。
次の生理まで40日以上空いたり、急に2週間くらいで出血したり、
生理が来たと思っても3日ほどで終わってしまったり、
と思ったら出血量がものすごく多いときがあったり。
この時の私の症状に名前を付けるとするならば、
- 稀発月経(39日以上あいだが開く生理周期)
- 不正出血(生理時以外の出血)
- 過少月経(経血量が極端に少ない月経)
- 過多月経(出血量が多く、レバー状の塊が混じる、生理痛がひどいなどの月経)
- 無排卵月経(排卵がされていない月経)
- 黄体ホルモン不全(黄体ホルモンが十分に分泌されず子宮内膜が厚くならない)
子宮内膜症や卵巣嚢腫という問題はありませんでしたが、
ホルモンバランスの悪い、立派な「妊娠しにくい身体」でした。
またこの時に「卵巣内の卵胞が多い」と言われました。
はっきりとは言われてませんが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)※に近しい状態だったのかな、と思っています。
※卵巣で男性ホルモンがたくさん作られてしまい、排卵しにくくなる疾患。女性の20〜30人に1人の割合でみられる。
それに加えて注意されたのが
- 冷え性
- 便秘症
の2点です。
これらはもう小学生の頃からのお付き合いなので気にもしていなかったのですが、妊娠を目標とするならば改善すべき点だったようです。
問答無用で妊活開始
以上を伝えられた後、再度確認。
それに対しての回答を要約するとこうです。
早くしないと妊娠できないわよ。
そうして私は本格的に妊活への道を歩むことになりました。
(実際はもう少しオブラートに包んでありましたけどね)
実際の妊活
基礎体温表
とりあえず基礎体温をきっちりつけるところから始めました。
基礎体温表に合わせて記入していたのが「便通の有無」
その結果。
体温はものの見事にガッタガタ。
高温期?低温期?なにそれ?と言わんばかりに上下するグラフ。
全体的に体温が低い【低体温】だったので、常に36度以下をキープしていました。
そして便秘症。最悪1週間出ない時もありました。
(表に記入して初めて気付くっていうね・・・)
とりあえず私の身体が妊娠しにくそうなことはお分かりいただけたでしょうか。
薬を服用
妊娠希望なので、生理周期を整えるために低用量ピルは使用できません。
当時のおくすり手帳が行方不明なので、薬の名前はわかりませんが(すいません)
低体温・便秘症対策の漢方薬を2種類、日常的に飲むことになりました。
そして1か月経って生理がこなければ、排卵誘発剤を服用して生理を起こさせる。
という感じで半年間過ごしていました。
あとは自己流・・・
- 暖かい恰好をする
- 寝るときはレッグウォーマー使用
- 冷たいものを食べすぎない
- 食物繊維を摂る(主に野菜)
- 風呂は湯舟につかる
- (便秘解消のため)水分を多く摂る
- 朝イチで常温の水コップ1杯飲む
しかも食事に関しては本当に心がけて は いるというレベルで
・・・まぁ心掛けてはいました←
仕事が仕事だったので、夜遅くまで仕事するなんて日常茶飯事。
食事は3食しっかり食べていましたが昼は主にコンビニ飯。
生活習慣を整える、なんて言ってもなかなか難しいのが現実でした。
小学生の頃から、なんてもう15年以上お付き合いのある頑固な便秘症・冷え症。
そう簡単に解消してくれませんでした。
結果的には半年後に妊娠
生理が来なくて服用した排卵誘発剤で、たまたまタイミングがあったのか無事妊娠。
やった!!!!!
先生、まさかの万歳で喜んでくださいました。
ビックリしすぎて今でも覚えてるよ。
妊娠週数とか出産予定日って前回の生理開始日から計算して出すんですが、生理周期がしっちゃかめっちゃか過ぎて、まさかの出産予定日がわからないという事態に陥りましたがね。
生理が来ないわ~言うて排卵誘発剤使って妊娠したんだからそら出ないわという感想ですね。
「妊娠出来たんだからいいじゃん」って思いましたよね?
いや、本当にその通りなんです。
妊娠できたからよかったんですよ。
長男出産年齢28歳。適齢と言える年齢でしょう。
でも、もし私が生理不順じゃなかったら?
26歳結婚直後、私はこんなことを思い描いていました。
これです。この時の私のように、
という女性。多くないですか?
私の体感としては「こどもはいらない」という人以外、大体言っていた気がします。
ところがそんな考えもこの言葉で見事打ち砕かれます。
早くしないと妊娠できないわよ。
そう。本当ならば、私は2年間は仕事に打ち込みたかった。
しかもわざわざ仕事を辞めて、専門学校に2年通ってまで就きたかった仕事です。
結果的には出産のため1年で退職。
その後、その職種には就いていません。
産休育休を取らなかったのは他の色々な都合もあります(その直後に引っ越したし)
その職種で再就職を探していないのも、業界柄【土日休みが少ない】というのが子どもを保育園に預けることを考えるとなかなか難しいという問題があるからなんですが。
もし、あと数年そこで働けていたら?
と、思うことは未だにあります。
その仕事は好きだったので、今後またその業界に関わることはあるかもしれませんが、
子どもが小さいうちは難しいですね。
つまり私は生理不順だったが故に、こどもが欲しいなら今すぐにでも妊活するしかないという状況になったんです。
仕事より子どもを優先したのは私ですし、正直後悔は全然ないのですが
もし生理不順ではなかったら、違う道があったのかもしれない
という気持ちは今でもあります。少しね。
もしあの時、婦人科へ行っていなかったら?
将来的には子供は授かりたいし、生理周期くらいは整えておいた方がいいかな・・・?
私がこの時、思い立って婦人科に行ったからよかったものの、
もしこの時婦人科へ行かず、生理不順もそのままに年を重ねていたら?
子どもがなかなか出来ず悩み、ようやく婦人科へ通い始めたところで、半年で妊娠出来ることはほぼなかったのではないかと思います。
もっと頻繁に通院し、より詳しい検査をすることになり、
排卵誘発剤に留まらず、人工授精や体外受精などの行っていたかもしれません。
通院にかかる費用や時間も増えるでしょう。
親族や周囲からのストレスも多いと聞きます。
いま一緒に暮らしている長男も、あの時の排卵誘発剤があってこそかと思うと
と、心の底から思うのです。
【まとめ】いつか子どもが欲しいなら、早いうちからプレ妊活を!
プレ妊活とは、
妊娠出産の知識を得て、自分のからだの状態を知り、整えること
そのプレ妊活を勧める理由は以下の3点です。
- 妊娠・出産の知識は自分で得るしかない
- 身体の調子(主に生理周期)を整えるのには時間がかかる
- 妊娠=人生設計に大きく関わる事柄だからこそ、早めの準備が必要
特に3つ目の部分は、私の実体験に基づいた個人的な意見ですが、
妊娠したいと思った時に、妊娠しやすい身体であるかどうかというのは、正直わからないですよね。
年齢だけの問題ではなく、婦人科系の病気や生理不順、排卵の有無・・・
もし女性が「いつかはわからないけれど、いずれは子どもが欲しい」と考えているならば
早いうちから自分の身体の状態を知り、整えておくことをオススメしたいと思います。
子宮頸がんの罹患者数も20代後半から増え始めますし。
婦人科の定期的な受診はかなり重要だと私は思います。
それではこの辺で!
読んでいただいてありがとうございました!
【おまけ】性教育・妊娠・出産オススメバイブル
少し話は逸れますが
親として改めて日本の性教育を考えると正直全然役に立たないくらいし、性教育と合わせて妊娠・出産についても義務教育の中でもっとしっかり学ぶべき事柄だと思います。
性の絵本
もうAVとかエロ本とかエロ漫画とかエロ動画とかをそのまま性の見本にされたら正直男も女も関係なくたまったもんじゃねぇバカかと思っているので、
長男次男がもう少し大きくなったらこの絵本を導入しようかな~と思っています。
イラストレーター たきれい さんが手がけたこの絵本。
子どもが小さいうちから正しい性知識を学ぶことは、
我が子を性犯罪の被害から守り、また加害者になることを防ぐことにもなります。大事!
リンク先で全ページ閲覧できるのでぜひ見てみてください。
コウノドリ
妊娠中・出産についての知識に関しては【コウノドリ】が最高のバイブルだと思っているので全国の高校図書館にでも是非置いてほしい。
ドラマ化もしましたね。1期も2期もちょうど長男・次男の妊娠中だったのであまり見ませんでしたが、とても良いドラマだったようで・・・。
色々センシティブになっている妊娠中は避けてた、という友人も多いです(笑)
奥さんが妊娠中の旦那さんも必読ですね。
旦那は読んでくれなかったけど(え)
純粋にマンガとしても面白いと思います。好き。←