こちらの記事で「読み聞かせが苦手でも、少しずつゆる~く始めてみませんか」というお話をしました。
今回は0歳児や1歳児をお持ちのご両親、かつ絵本の読み聞かせが苦手だと思っている方へ
私が絵本を選ぶ時の基準と、オススメの絵本を紹介します。
「絵本」を選ぶ基準
かなりざっくりではありますが、私が絵本を選ぶ時に気にしている基準があります。
その基準を簡単にご紹介します。
あくまで個人の感想がほとんどなので、参考程度でお願いします(笑)
月齢・年齢にとらわれすぎない
0歳や1歳の子どもは、本当に発達・成長が早いですよね。
大体、0歳にオススメ!と書かれている絵本でも
と思うんですよね。
また、いま長男が2歳5か月ですが1歳前後から読んでいた本もまだ普通に読んでいます。
年齢的にはもっと長いお話も読めるんだろうな、とは思いますが本人が読みたくて持ってくるんです。
現在0歳4か月の次男に買ってきた絵本を長男が気に入ってしまったり。笑
絵本自体にも「0.1.2歳」などかなりざっくりとした表記のものもあります。
結果「細かいこと気にするのやめよう」と思いました。
なので「少し早いかな?」と思いながら買うことが多いです。
買ってすぐ喜んでくれればそれでいいし、その時イマイチでも成長してから読めるようになるかもしれませんし。
長い目でみることが大事だと思います。
唯一「視覚」だけは少し考える
ただ「視覚」、つまり「どんなものがどのくらい見えているのか」という点だけは少し気にして選んでいます。
というのも、実は赤ちゃんは目がよく見えていないからです。
つまり常に世界がぼやけた状態で見えているわけです。
目が悪いのに眼鏡もコンタクトもしていない状態のような。
そのため、特に0歳代の赤ちゃんに読み聞かせをする場合は、色・柄がはっきりしているものを選ぶようにしています。
特に赤・白・黒は低月齢でもよく見えるそうです。
次にビビットカラー。黒や白の混ざっていない、鮮やかな色のことです。
子どもや赤ちゃんって淡いパステルカラーが好きそうなイメージがありましたが、現実は違うんですね。
4か月頃から色の認識ができるようになってくるようなので、月齢が低い場合ははっきりとしたカラフルなものを選ぶと良いと思います。
あと「顔」に注目するとも言われていますが・・・その辺はどうでしょうね。むしろ「顔」が全く描かれていない絵本を探す方が難しいので、あんまり気にしなくていいと思います。笑
基準まとめ
特に0歳代の赤ちゃんは絵本を
- 目で絵柄をみる【視覚】
- 耳で言葉のリズムをきく【聴覚】
この2つの感覚をつかって楽しみます。
なので、まず赤ちゃんがよく見える「色柄がはっきりしている絵柄かどうか」を考えて、
なおかつ「親自身が楽しめる絵本かどうか」で、絵本を選んでいければ良いと思います。
言葉のリズムを楽しむので、「オトマノペ」(=擬音語)がたくさんならんでいる絵本や、短い単語が繰り返されているものが好きなんだそうですが、いきなりオトマノペメインの本にいくと
え・・・これ読むの・・・?どうやって・・・?(震え)
となってしまうので(私です)親自身が読みやすい本でいいと思います!
あ、ここは大切なところなので2回言いますね?
「親自身が楽しめる絵本かどうか」が最終基準です。
親が楽しくないと読みたくないので読まなくなって本末転倒になりますからね!
オススメ絵本5選
それでは!私イチオシの絵本を紹介します~!
といっても、定番と呼ばれるものが多いですが。
「読み聞かせが苦手でも読みやすい」「コミュニケーションがとりやすい」絵本を厳選してみました。
「だるまさん」シリーズ
さっそく定番ですが「だるまさん」シリーズです!
白地に赤が基本なので、月齢が低くても注目している感覚はたしかにあります。(記事執筆時:次男4か月)
シリーズ共通で「だーるーまーさーんーがー(の・と)」のところで、だるまさんに合わせて身体を左右に揺らしたりしても良いと思います◎
だるまさんの
個人的には「だるまさんの」が一番読みやすい・・・というか、コミュニケーションを取りやすいです。
ページをめくると、だるまさんの「て」や「め」がどどーんと大きく描いてあります。
「て」が出てきたときに「○○のてー」と言って、こどもの手を示してあげたりすると喜びます。
そういったやりとりを取り入れやすいので、こちらはシリーズの中でもかなりオススメです◎
だるまさんが
だるまさんが転んだり、おならしたり、のびたりしぼんだりします。
長男は中でも「ぷっ」と「びろーん」が好きですね。
1歳後半頃には「だるまさん」の動きを自分でマネして動いたりするので、見ていて面白いです。
月齢が低いうちは「びろーん」と両手を上にあげてあげるのもいいですね。
だるまさんと
だるまさんとフルーツたちが挨拶したり、ぎゅっとしたりします。
「バナナ」や「いちご」など子どもに馴染みのあるフルーツばかりで、発語が出てくると「バナナーーー!!!」とか叫んだりします。笑
最後の「うーーーーーん」で思いっきりタメてみたら2歳児に大うけでした。
3冊セットもあります
おさかなちゃんシリーズ
こちらも定番ですね。黒地にカラフルな色使いがキレイです。
こちらはいまも新刊が発行されているシリーズです。
2017年6月に最新作「おさかなちゃんのできた!」が発売されました。
中でもオススメなのがこちらの「おさかなちゃんのばいば~い」です。
おさかなちゃんがいろいろなお友達と「ばいば~い」していきます。
「ばいば~い」とおさかなちゃんと一緒に手を振ってあげてもいいですね。
「ばいばい」を覚えた我が子が絵本を見て手を振っている姿はなかなかの可愛さです(実体験)
はらぺこあおむし
はい有名どころです。
対象年齢としては2歳前後だと思います。
ですが、白地にカラフルな色使いで0歳でもしっかり見ていました。
なによりこれくらいのストーリー性があると、親が読みやすいです。笑
さすが名作というべきか、繰り返しのリズムも良いですし、選んでいる言葉も楽しいです。
「ちっぽけ」「ぺっこぺこ」「ふとっちょ」なんて表現、絵本じゃないとなかなかしませんよね。笑
穴が開いている部分は子どもも興味をそそられるポイントです。
0歳代の場合、厚紙でできたボードブックタイプの方が破かれたりする心配もなく、舐められても多少は大丈夫なのでそちらの方がいいかな~と思います。
穴に指をつっこみますので・・・。
我が家は普通のタイプを購入しましたが・・・まあビリッビリですね。それもまた思い出ですが。
だいすき ぎゅっぎゅっ
こちらは原色ではありませんが、明るくやさしい色彩で描かれています。
「おはよう」に始まり、着替え、あさごはん、おさんぽ・・・おふろ、はみがき、そして「おやすみ」まで。
うさぎの親子のありふれた日常ですが、合間あいまで「だいすき ぎゅっぎゅっ」とおかあさんがこどもを抱きしめます。
この「ぎゅっ」の時に、実際に子どもを「ぎゅっ」としてあげてもいいですよね。
まさにコミュニケーションがとれる1冊だと思います。
長男も好きで、寝る前に突然「だいすきぎゅ~する!」と言って絵本をもってきたりします。・・・え?かわいくないですか?(親バカ部)
この絵本の翻訳が福本友美子さんという方なのですが、私はこの方の翻訳が結構好きでして、リズムが良いというか読みやすいんです。
他の絵本でも「この絵本リズムが良くて読みやすいな~」と思ってみたら同じ名前だったり。
個人の好みの部分もあるのでしょうが、この本読みやすいな?と思ったら作者や翻訳者の名前をチェックしても良いと思います。
もいもい
この絵本は「東京大学あかちゃんラボ」が「あかちゃんと一緒に作った、あかちゃんのための絵本」です。
実際に8~13か月のあかちゃんに協力してもらい、どんな絵に一番注目するのか?という実験を行って「あかちゃんが好きな絵本」をつくったんだそうです。
「なんかよくわからんがすごいな!」と思いませんか(語彙力)
実際、次男が生後1~2か月頃に見せてみましたが、たしかによく見ます。
赤・黒・白のコントラストが強いものが見えやすいんじゃなかったんか・・・?と言いたくなるような絵柄なのですが、注目度はバッチリ。
明るくカラフルな画面で、「もいもい」というキャラクターがひたすら描かれている絵本です。
文字はほとんど「もいもい」です。もいもい。もーーーい。
ひたすら「もいもい」と言い続ける絵本なんですが、これが不思議としっくりくるというか・・・「読みにくいな?!」という感じではないんです・・・なぜか。絵柄と言葉の親和性というやつでしょうか。
これは「読み聞かせる」よりも完全に「見て楽しむ」絵本です。その点で言うと、読み聞かせが苦手という方には最もオススメかもしれません(笑)
一緒にみて「もいもい~」と軽く口に出してみるくらいの気持ちで良いと思います。
慣れてくると「もいもい」の言い方もバリエーションをつけやすいので、親もそこそこ面白いです。小さく「もいもい」大きく「もいもい」やる気なく「も~~~~~~~~~~い」
「東京大学あかちゃんラボ」発の絵本は他にもあります。
こちらの2つは私はまだ購入に踏み切ってはいないのですが、かなり気になってはいるので購入したら追記したいと思います。
おわりに
いかかでしたか?
少しでも「これなら読んでみようかな・・・」という気持ちになっていただけたでしょうか?
結局ほぼ定番、有名どころになってしまいましたが。やはり定番は定番たる理由があるんでしょうね・・・。
読み聞かせが苦手でも手に取りやすく、0~1歳前半の子も楽しめる、そしてなんなら2歳になっても楽しめる絵本だと思います!
好みのものがあればぜひお試しください!