2歳頃になると、今までよりも長いお話をきく集中力がついてきたり、興味の幅が広がったり。
興味のあること、好きなものなども個性が出てきた頃だと思います。
少しずつ「ルール」のようなものを理解してきたり、言葉が爆発的に増えるのもこの時期ですよね。
さて、今回はそんな成長著しい2歳児と、親が読んでも面白い!親子で楽しめる絵本をご紹介したいと思います。
オススメ絵本3選
しかけが楽しい!「しろくまのパンツ」
しろくまさんのパンツがなくなってしまい、ねずみさんと一緒にパンツを探しに行くお話です。
それぞれ個性的なパンツがたくさん出てきます。
シマシマのパンツ、花柄のパンツ、水玉のパンツ・・・
たくさんのパンツが登場します。
さあ、しろくまさんのパンツは無事に見つかるのでしょうか?しっかりオチつき。
「このパンツは誰のだろう?」とめくるのが楽しい絵本です。
MOE絵本屋さん大賞、リブロ絵本大賞、日本絵本賞・読者賞など様々な賞を受賞しています。
表紙の赤いパンツは実は本の帯。この赤いパンツを脱がせないと本が開けません。
しかもこの帯、なくなったり破れたりしてしまったら、また再発行してもらえるとか・・・笑
「帯」という入り口からすでにユーモアあふれるこの絵本、絵柄もカラフルで、見ているだけでも楽しくなります。
作者のtupera tuperaは2人組のユニットで、Eテレの「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションを担当しているそうです。納得。
tupera tuperaの絵本ではこちらの2つも有名ですね。
この2冊はめくるタイプのしかけ絵本で、それぞれやさい、くだものが隠れています。
この野菜はなんだろう?この果物は?と気になって、ついついめくりたくなる絵本です。
tupera tuperaの絵本は「めくりたくなる」しかけがすごいな!と思います。
時々ちがうものが混じっているのも楽しいポイント。
1歳後半~2歳くらいが好きなのかな?という印象ですが、
色・絵柄もはっきりしているし、「隠れているものが出てくる」のは赤ちゃんは大好きです。0歳からでも十分楽しめる絵本だと思います。
特に野菜嫌い・果物嫌いなどの偏食に悩むことが多い2歳児には、「やさい」「くだもの」に興味を持つきっかけになるかもしれません。
我が家はそれで購入検討中です。野菜も果物も食べない2歳長男・・・
めずらしい?参加型絵本「ぜったいにおしちゃダメ?」
この赤いボタンは、押したら何が起こるかわかりません。絶対に押さないで!
そう言われると、余計に押したくなるのが人間の心理。
ボタンを押すと、次々と不思議な現象が「ラリー」という謎のモンスターに降りかかります。
最後は一体どうなってしまうのか?!
ボタンを押したり、絵本を振ったり・・・絵本を読みながら自分も絵本の世界に入り込み、体を動かしたりする参加型の絵本です。
帯には“2~4歳児の91%が大興奮!”の文字が。
私は本屋さんで見かけて半信半疑で立ち読みしたのですが、なるほどこれは面白い、と即買いしました。
2歳になる前に購入したので、まだ少し早かったかな、という印象です。
2歳後半頃から本格的に楽しめるのではないかと思います。
未就学児向けの参加型の絵本、というのはなかなかめずらしいですよね。
ここまでガッツリ参加型の絵本は初めてでした。
最近期間限定でNHKがアニメ化した「おしりたんてい」も一緒に謎解きをする参加型の絵本のようですが・・・こちらは対象年齢が小学校低学年向けだそうです。
少しだけアニメを見たのですが、これはたしかに子どもは好きだな、と思いました。
・・・いえ、大人の私が見てもかなり面白かったです。笑
早くても4~5歳くらいでしょうか。数年後、我が家もぜひ購入したい1冊です。
ついでにこちらは参加型ではありませんが、一緒に身体を動かしたくなるかわいい絵本
ぺんぎんがたいそうするだけの絵本です。笑
現在2歳の長男は、絵本の中のペンギンと一緒に身体を動かしています。 「うでをふって~」とか。
2歳児にはちょっと短すぎるかな?という印象なので・・・1歳半前後が一番楽しめそうな気がします。現在0歳の次男が楽しめるようになったらまた追記します。
スキンシップ絵本「こねてのばして」
男の子が、なにか白い生地をひたすらこねくりまわします。
こねて、のばして、またこねて。
のばして、こねて、またのばす。
短い言葉がリズムよく続いているのでとても読みやすいです。
最初は「これのどこがスキンシップ絵本?」と思っていたのですが・・・最後で納得。
子どもをこの白い生地に見立ててこねくりまわすんですね。笑
コチョコチョされるのが好きな子には大うけ間違いなしです!
この作者のヨシタケシンスケさん。独自の世界観というか、とてもシュールなお話が多くて私は大好きです。
この「もう ぬげない」もMOE絵本大賞を受賞。お風呂に入る前の「あるある!」がヨシタケシンスケワールドによって、秀逸に描かれています。
ただこの方の絵本はシュールだし、子どもによっては「なにこれ?なにがおもしろいの?」ということもあると聞いて、なるほどそうかもなーと思っていました。
実際のところ子どもが好きかどうかは置いておいて、大人は好きな絵本だと思います。
ちょっと哲学的?なところがあるので、対象年齢が少し上なんですよね。2歳長男に読んだ感触としても、まだちょっと早いな~と思いました。4歳くらいになったら楽しんでもらえそうな印象です。
この2冊も面白いので、後々は購入したいと思ってはいましたが、とにかくまだ難しいんだよ~!!と、思っていたところに出てきたのがこちらの「こねてのばして」でした。
これは低年齢層に来たぞ!!と(笑)
2017年10月に発売されたばかりです。
成長していくと抱っこする機会もだんだん減っていきますが、この絵本を読めばスキンシップはバッチリ!3歳、4歳児にもオススメの絵本です。
おわりに
今回紹介した絵本は「定番」ではなく、近年発売された絵本ばかりです。
昔からの定番絵本とは違った「おもしろさ」「たのしさ」が詰まっています。
「子どもを楽しませる」だけでなく「親も楽しめる」
子どもも親も「楽しい!」と思える、読み聞かせの時間を過ごせるのではないかと思います。
ぜひお試しください!