ズボラ育児

絵本によく反応する時期はいつ?それまでに準備しておきたいもの3選

以前、たとえ「絵本の読み聞かせ」が苦手でも少しずつ楽しめたらいいね!という内容を書きました。

絵本の読み聞かせが苦痛・苦手・・・無理しないで楽しむ方法を探そう「育児には欠かすことのできない、絵本の読み聞かせ」 こんなフレーズを1度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 親子の絆を...

こちらでも書いていますが、

私が「絵本の読み聞かせってもしかして楽しいのかも?」と思ったきっかけは「息子がリアクションをとってくれた」ことでした。

おそらく、それがきっかけになる人は多いのではないでしょうか。

今回は絵本を読んだときの反応とその時期、そしてそれまでに準備をしておきたいことをお伝えしたいと思います。

リアクションをとってくれる時期はいつ?

  • 絵をじっと見る
  • 声を出して喜ぶ
  • 声を出して笑う
  • 絵本に手を伸ばす
  • 絵本を自分で持ってくる
  • 絵を指さす
  • 絵本に合わせて身体を動かす
  • 言葉を復唱する
  • 絵を見て「これは?」と聞いてくる
  • 読み終わったあと「もういっかい!」と求めてくる

こういったわかりやすいリアクションがあると、読んでいる側としてもやりがいがありますよね。

やはり我が子が喜ぶ姿はうれしいものです。

こういったリアクションはいつ頃から見られるのでしょうか?

身体機能や精神面の発達も合わせてみていきたいと思います。

0歳

2か月~5か月

少しずつ目が見えるようになってくる時期です。白・黒・赤などのはっきりしたものはもちろん、青・黄・緑など鮮やかな色も認識するようになるそうです。

こういった本はかなり注目して見ていました。

4か月頃で視力0.04~0.08程度だとか。私の裸眼の視力とほぼ同じです(笑)

せっかくなので裸眼で絵本を見てみましたが、正直意外と見えてます。

こちらで紹介した絵本はほぼ大丈夫。細部までは見えませんがぼんやりと「こんな形のものが描かれているな」という認識はできます。

読み聞かせが苦手な方にオススメ!0歳・1歳前半の子ども向け絵本こちらの記事で「読み聞かせが苦手でも、少しずつゆる~く始めてみませんか」というお話をしました。 https://zubora-se...

生後3か月頃になると、自発的に笑う社会的微笑が見られます。大人が笑うと笑い返したり、くすぐると声を出して笑うこともあります。

また生後2~3か月でクーイングを始めます。「あー」とか「うー」といった、母音のみを発声するものです。

現在次男が5か月ですが、絵本を見ると

  • 声を出す(クーイング)
  • ニコニコ笑う
  • 絵をじっとみる
  • 腕や足を動かす

といった反応をするようになりました。

一方長男はこの時期は

  • 絵本をじっと見る

という反応のみだったので、やはり個人差が大きいと感じています。

特にこの時期はまだ身体機能が未発達な部分が多いので、個人差が一番大きい時期ではないかな、と思います。

6か月~11か月

視力も運動機能もさらに発達していきます。

6か月前後で、あやすと声を出して笑うようになってくる子が多いようです。「ダァダァ」など2文字以上の言葉を発する喃語がだんだんと出始める時期でもあります。

また、興味のあるものに手を伸ばすようにもなります。

このころの赤ちゃんが好きな遊びで「いないいないばぁ」がありますが、実際のいないいないばぁで笑うようになると、絵本でも笑ってくれるかもしれませんね。

こちらの絵本は「いないいないばあ」絵本の中でも、小さい子がめくりやすいのでオススメです。(動物たちの手の部分がめくりやすい)

この頃の反応

  • 声をだして笑う
  • 声を出す
  • 手足を動かす
  • 絵本に手を伸ばす
  • 絵本を舐める(笑)

1歳~1歳前半

視力はこの頃でも0.2~0.25で、まだ輪郭ははっきり見えていないそうです。

ただ、長男はこの頃からこのような少し色彩が暗めの絵本もしっかり見るようになってきました。

生後7,8か月の頃は見ようともしなかったので(笑)色彩の認識に関しても視力はかなり発達してきていると言えると思います。

指先もだんだんと器用になってきて、小さいものをつまんだりすることができるようになります。

そしてこの時期の発達の目安になるのが、指さし発語です。

1歳半健診でも実際に「わんわんどれ?」と聞いて犬の絵を指すかどうか、というのが面談の中でありました。

興味があるものを指でさすようになるのも大体この時期です。

言葉の面で言うと発語があるのはだいたい1歳前後。もちろん個人差はありますが、1歳半健診での発語数の目安が3語です。

あくまで目安ですが、大体この時期から「言葉」というものを理解してくる子が多いのかな、と思います。

つまり「言葉を理解してそれに反応するようになる」というのがこの時期ではないかと思います。

あとは、絵本の読み聞かせなど関係なくひたすらページをめくるのが楽しい時期なのもこの頃です。笑

歩くことが上手になってきて、物を持ったまま歩いたりできるようになるのもこの時期です。

この頃の反応

  • 絵本を指さす
  • 絵本をみて言葉を発する
  • 言葉を理解した上で身体を動かす
  • 絵本を自分でめくろうとする
  • 絵本を持ってくる

1歳後半~2歳

言葉がだんだんと増えてくる時期です。

復唱するのはもちろん、「これはなに?」という質問に答えることもできます。

逆に「これはなに?」「これは?」とよく聞いてくる時期でもあります。

意外と図鑑が役に立ちます(笑)指さしして答えるものがたくさんありますし、語彙も増えるので一石二鳥ですね。

また、視覚認知能力も発達しているようで「かくれているものを探す・みつける」ということもできるようになる時期でもあります・・・すごい成長ですね。

この頃の反応

  • 絵本に合わせて身体を動かす
  • 言葉を復唱する
  • 絵を見て「これは?」と聞いてくる
  • 「これはなに?」と聞くと答える
  • 読み終わったあと「もういっかい!」がエンドレス

結局は個人差が大きい

2歳頃までの絵本の反応を簡単にまとめてみましたが、やはり結局のところ個人差があります。

身体面の発達はもちろん、指さしや言葉などの発達も人それぞれです。

10か月から発語がある子もいますし、2歳近くなっても発語がない子もいます。

我が家の長男は身体の成長は早く、1学年上に見られることが多いくらいでしたが言葉や指さしの発達はゆっくり目でした。1歳半健診の面談で単語が3つ出たか出てないかくらいだったので、親としては少しハラハラしたものです・・・

そのため、絵本に対して目に見えて反応するようになった(じっと見る、とかではなく言葉を復唱する、指さしをするなど)のは1歳後半でした。

一方、次男は現在5か月。言葉を発することはさすがにありませんが、絵本を見て声を出し、笑い、手足をバタバタさせて大興奮です。

 

もちろん環境の違いも影響しているとは思います。

次男は、お腹の中にいたころから絵本を読み聞かせている声を聴いていました。(長男に読み聞かせていただけですが)

さらに、新生児期は次男を抱えた状態で長男に30分以上絵本を読んでいました。毎晩毎晩。

というのも、次男出産直後の子供2人の寝かしつけに苦戦していたからです。一種の赤ちゃん返りだったのかもしれませんが、長男が暴れまわるんですよ(笑)絵本を読めばとりあえず暴れまわることはなかったので、必死で絵本を読んでいました。

一方長男は、私が絵本の読み聞かせに抵抗があったために妊娠中の読み聞かせも、生後半年までの読み聞かせもほとんどしませんでした。

そう考えると、絵本に触れる機会が多い子ほど反応するのが早くなるのかもしれません。

あくまで「かもしれない」ですが。

生まれ持ったその子の性格・性質というのも間違いなくあると思いますし。

つまり結論としては「絵本によく反応するようになる時期は人それぞれ」です!

長男の経験から言うと、言葉が発達してよく話すようになってくると、親が絵本を読んでて楽しくなるくらい反応してくれると思います。

時々絵本を見せて、反応するかな~どうかな~?と様子をみるのもいいのではないでしょうか。

「親子で絵本を楽しめる時」がくるまでに準備しておきたいこと

さて、それでは「親子で絵本が楽しめる時」が来るまでに、私が経験に基づいて準備しておいた方が良いと思うものを3つご紹介します。

これはあくまで「しておいた方がより良い」というだけです。

most(必須)ではなくbetter(よりよい)です。

参考までにご覧ください。

自分が読んでいて楽しい絵本

もちろん対象年齢などはありますが、大人にとっては少しストーリー性がある絵本の方が読んでいて楽しいと思います。

こどもの年齢に合った、こどもが興味を持ちそうな絵本。

(例えばのりものが好きな子ならのりものが出てくる絵本、動物が好きな子なら動物がでてくる絵本、食べるのが好きな子なら食べ物がでてくる絵本、など)

動物モチーフの本はかなり多いので、動物×その子が好きなもので探すと絞られてちょうど良いものが見つかるかもしれません。

表紙が見える絵本棚

こういった絵本の表紙が見えるように収納できる本棚です。

子育て支援センターや子育て広場などでよく見かけます。

メリット

  • 絵本が気になったときにすぐに手に取れる
  • 絵本がいつも見えるところにある
  • なんの絵本が入っているのか見やすい
  • 子ども自身で片付けがしやすい

やはり一番のポイントは「絵本がいつも見えていること」かと思います。見えないものに対して興味を持て、というのは土台無理な話です。

見えるところにあることで、子どもの興味を引き出す可能性があると思います。

また、出し入れしやすいので子どもでも簡単に自分で出して、しまうことができます。

つまり「子どもが興味をもったタイミングがわかりやすい」ということです。

親にとってもわかりやすく、助かりますよね。

我が家も以前は普通の棚に背表紙が見えるように立てて収納していて、時々は「これ!」と言って持ってきては読み聞かせていました。が、

表紙が見える絵本棚にしてからは各段に絵本を読む頻度が増えました。

やはり目につきやすい・とりやすいというメリットは大きいと思います。

そして長男はしっかり「じぶんでナイナイする~!」と言って片付けるところまでやってくれます。助かる・・・。

デメリット

  • 表紙が見える収納部分に入る絵本の数が少ない
  • 成長した後はどうするのか?という問題がある
  • 木製のしっかりしたものは価格が高い

絵本を立てて収納する本棚に比べると収納力はかなり落ちます。

幅を取る割に量が全然入りません。笑

我が家では結局、いまよく読む絵本を表紙を向けて収納して、あまり読まない絵本は立てて収納しています。音のなる絵本などの厚みがあるものも立てています。

また、子どもが成長して絵本を読まなくなってくると・・・どうでしょうか。

リビングでマガジンラックとして使用したり、子どもが自室で本棚として使い続けたりすることはできますが、やはり大きさなどは未就学児向けかな?という商品が多いです。

先述の通り、本の収納力としては通常の本棚の方が圧倒的に上です。

そうなると、結局邪魔になってしまう・・・ということも考えられます。

処分するにも粗大ごみに出すにしても、リサイクルショップに売るにしても労力がかかります。

それでいて価格は高め、というか正直本当にいい値段するな!という感想なので、なかなか購入に踏み切れませんよね。

そこで次にそんな方にオススメの絵本棚をご紹介します!

表紙が見える絵本棚 オススメ3選

段ボール製

まず段ボール製です。価格が安く、試しに導入するにはもってこいの商品です。

軽いので、テレビ台やサイドボード、横にしたカラーボックスの上に置いてもいいですね。置く場所を選ばないのがうれしいポイント。

もちろん段ボールなので万が一壊れたり、使わなくなった時にも簡単に処分できます。

少々価格は上がりますがこのようなおもちゃ収納がついていたり、ネコがモチーフのかわいい商品もあります

木製で安価!コスパ最強商品

私が買うならこれだ!!と思っていたのがこちらの商品です。

こちら見た目は結構しっかりしている木製の商品で、大きすぎず、かといって収納力もそれなりにあって、なにより安い。

他の商品が軽く諭吉さんがサヨナラする価格なのに対してこちらは送料含めても樋口さん1人。

正直ここまでコスパ最強だと思った絵本棚は他にありません。最高です。

デザイン自体もシンプルかつ角がない安全に考慮されたものになっています。

木製の良いところはやはり作りがしっかりしているところ。この絵本棚につかまり立ちをしてしまっても、壊れる心配はありません。(転倒は注意が必要ですが)

オムツの箱で自作

我が家ではオムツの箱と牛乳パックで作った絵本棚を使用しています。

いろいろ検討した結果とりあえず試しに作ってみたら意外といい出来で(笑)そのまま使い続けています。

手間はかかりますが製作費は500円程度なので、これはぜひおススメしたいです。

そのうち作り方の記事も書きたいな~と思っています。

こちらはアカチャンホンポのメリーズ新生児サイズ2箱・Sサイズ2箱で作ったものを並べて使用しています。

絵本以外のパズルや雑誌、お絵かき帳やぬりえなども入っていますが・・・数えてみたらしめて51冊ありました。上部の表紙を向けて入れる部分で30冊。まだ余裕はあったので、1つあたり表紙を向けて20冊程度入ると思います。なかなかの収納力です。

しかし頂き物もかなりあるのですが、結構絵本たくさんあって驚きました・・・51冊・・・?もう少し読もうかな・・・?

親が「読み聞かせをする」覚悟

これがおそらく一番大切じゃないかと思います(笑)

上記2つをいくら準備しておいても、自分の「いやだな」「声に出して読むとか恥ずかしい」「どうも苦手」といった意識は残っています。

それがいけない、と言うのではありません。

もうそれを思っている自分は受け入れるしかないのです。

苦手なものは苦手。それは仕方がないことです。

でも嫌だなぁ、と思っていてもこどもが「これよんで!」と絵本を持ってきたら読む。

読むしかないのだ。

そう覚悟を決めて、その時がきたらぜひ読んであげてください。

仕方ないとあきらめて、読んでみたらなんとかなる

身も蓋もなくてすいません(笑)でも正直・・・なんとかなります。

慣れない始めの頃はお子さんと2人きりの時に読むのがおススメです。

私のように他人がいると集中できない!という方も多いかと思います。

そのうちに子どもの方から言葉でリアクションをしてくれるようになるので、それに答えてあげたりするうちにだんだんと慣れていきます。

言い換えれば・・・周りがどうでもよくなっていきました。

読んでいる途中、息子が「きりんさん!」といえば「そう!きりんさんだよ~」と返す。

「これ!」と指をさされれば「それはりんごだね~」と答える。

もう絵本を読んでるんだかなんだかわからなくなることもありますが、そういったやり取りをする中で「絵本を開いて文字を読んだり声を出すこと」に対する抵抗が少なくなっていきました。

最初からうまくできる人なんてきっといません。

保育関連の仕事でない限り、大人だけの社会に生きてきて子どもと関わることなんてほとんどないのに、自分に子供が出来たとたんに出来るようになるはずがないんです。

まとめ

「絵本の読み聞かせ」は子どもが反応してくれると楽しくなります。

でも、よく反応してくれるようになる時期はそれぞれです。

絵本などの準備だけはしておいて、「楽しめるとき」がくるのを待ってみましょう。

そしてその時が来たら、自分もこどもも楽しい!

そう思える「絵本の読み聞かせ」の時間をつくっていけたらな、と思います。